【メディア紹介】おしゃべりから始める 私たちのジェンダー入門
非モテ男性たちのぼやき、仮性包茎に『うっせぇわ』、『おかあさんといっしょ』や母親からの過干渉、ぼる塾、阿佐ヶ谷姉妹のお笑い、ZARDに朝ドラの男性たち、パワハラ、新興宗教、ルッキズム……ジェンダーを「自分事」として考えるために。
共同通信配信の好評エッセイ「清田隆之の恋バナ生活時評」を大幅加筆。より正直に、言葉の密度高く書籍化。
◎各メディアでご紹介いただきました◎
「自分が何を考えているか、どんなものに心を動かされるのか。語らなければ忘れてしまうようなほんとうに些細なことが、日常生活、しいて言えば「おしゃべり」のなかにたぶんあると思うんですよね」
――中江有里さん/『NHKひるまえほっと・中江有里のブックレビュー』2023年9月4日より
「この本、お豆腐みたいな本なんです。身近なんだけど複雑な味がする。[…]
読むと健康にもいいというか、心がヘルシーになるような本だと思いました」
―― 永井玲衣さん・哲学者/「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」より
「『男とはそういうもの』で済まされてきたような物事からも目を逸らさず、
自身の感情にしっかりと耳を傾ける。それはすなわち、「男性」に関する固定観念を疑い、それを解体していく行為でもある」
―― セメントTHINGさん/『週刊読書人』2023年7月21日号書評より
「書くことはおしゃべりと同じ。自分の内面を言葉にすることが閉鎖的な暮らしを生き抜く助けとなり、他者や社会につながる糸口にもなった」
――『日本海新聞』『大阪日日新聞』『秋田魁新報』『京都新聞』他 著者インタビューより
「内心は自由でも、社会的な場面では絶対に外見で判断してはいけない。シンプルに区別できるが、実は個人の好みが混じるグレーゾーンが現実にはあるはず。そこに直面したとき、葛藤した経験は生きてくる」
――『日本経済新聞』2023年8月5日「あとがきのあと」インタビューより
「自己矛盾や失態も含め、正直な言葉で生活をジェンダー問題をつなぐエッセー」
――『しんぶん赤旗』2023年9月24日読書欄より
「ホモソーシャルなコミュニティにいると、面白いこととか、役立つこととか、的確な返しとかを言わなきゃいけないプレッシャーを感じやすいけれども、何を話してもいい。まとまらなくてもOK。茶化されもしないという安全性を保証した場で話してもらうと、だんだん『昔こんなことがあって』『今でもこれが引っかかってて』『実は誰にもしゃべったことないけど』みたいなことを話し出す。本当は男性も、自分の内面を語りたいんだと思うんです」
――『スカパーTVガイド』9月号、11月号「私のNEWSの拾い方」インタビューより
「本書を貫く特定のテーマはないと言っていいです。しかしそれが、この本の魅力です。様々な話題が展開されていく過程で情報が整理され、発展していくおしゃべりの価値を知らせてくれます」
――『信者の友』2023年10月号書評より