5/19 ジュンク堂書店 池袋本店『体の居場所をつくる』刊行記念 伊藤亜紗さん×津野青嵐さん対談イベント!
宝さがしのはじめ方 「ファットな身体」の居場所をつくる
5月19日(火)19時から、ジュンク堂書店 池袋本店にて、伊藤亜紗さんと津野青嵐さんの対談イベントを開催します(オンライン・アーカイブ配信あり)。
津野青嵐さんは、精神看護とファッションデザインの領域を横断して活動する、世界的に注目されているアーティストで、この春、伊藤亜紗さんの研究室を卒業したばかりです。
大学院では「衣服を作ることを通した当事者研究」を行っていました。自分自身を「太っている」と感じている人が、どのような身体感覚を持ち、どのように自分の体と付き合っているのか。「ファット」な身体との付き合い方を、衣服を作ることで発見するという研究です。
数年前、『体の居場所をつくる』に登場する方の伊藤さんによるインタビューを読んだとき、「これは自分のことではないか」と大きな衝撃を受けた津野さん。
その感想ともに、津野さん自身が抱えていた、誰にも話せなかった体の困りごとを伊藤さんに話してみたところ、「面白いね。どうしてそういうことが起こっているんだろう」という反応が返ってきました。
自分の体が「面白い」なんていう発想を、これまで抱いたことがなかった津野さん。
「暗闇に突然光が照らされたような、まるでミステリー小説の中に入り込んだような、あるいは宝さがしのようなワクワク感」が生まれ、それがきっかけで、少しずつ体について考えること、語ることができるようになってきたのだそうです。
伊藤さんは、教え子である津野さんを、自身の理解者だと言います。(肥満ではなく)「ファット」な体を捉え直し、自分の言葉を見つけようとする津野さん。
人がこれまで奥底にしまっていた、オリジナルな言葉をどんどん引き出し、宝さがしに誘い出す。そのとき、伊藤さんは何をしているのか?
言葉、触覚、布、色。いろんな物を使って、居心地のいい「しっくりくる」居場所を探す冒険。
お二人の対話は、体とうまく付き合えていないと感じる方、自分の言葉を探してみたい方、必見です。ぜひ遊びに来てください。
★お申し込みはこちらから。オンライン、アーカイブ配信もあります。
津野青嵐さんの作品、3Dペンで製作したドレス。

≪"Wandering Spirits" Collection (ITS contest challenge work_ Denim materialprovided by DIESEL)≫2018_ 撮影:Anne Yano
津野青嵐さんの作品、食卓を囲めるドレス≪The Wishing Table≫。

≪The Wishing Table≫2024_ 撮影_ ペダル_ 協力:国際芸術祭「あいち」地域展開事業「底に触れる 現代美術in瀬戸」_ ドレス制作協力:KOROMOS(佐藤和也)
伊藤亜紗さん『体の居場所をつくる』プロローグはこちらからお読みください。
津野青嵐(つの・せいらん)
1990年生まれ。アーティスト、ファッションデサイナー、看護師。
看護大学卒業後、精神科病院勤務と並行して山縣良和主宰のファッションスクールcoconogaccoで学ぶ。2018年欧州最大のファッションコンペ『ITS』のファイナリストに選出された3Dペンを使用したドレスのコレクションが注目される。2019年より北海道にある精神障害当事者等の地域活動拠点「浦河べてるの家」で看護師として勤務。今春、東京科学大学大学院修士課程修了。芸術祭での作品展示や文芸誌などで執筆も行う。金沢21世紀美術館で初の個展「アペルト20 津野青嵐 共にあれない体」を開催。現在、初の著書『「ファット」な身体(仮)』(文藝春秋)を準備中。


