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優雅な貧乏生活

景気が悪い世の中です。生きていくにはお金が必要です。
しかしそれはそれとして。
優雅に楽しく暮らすことは、お金持ちの特権かというと、必ずしもそればかりではありません。
だって、これまでの歴史はほとんど、ごく少数をのぞいて、みんな貧乏だったんです。
お金があんまりなくっても、人々は、楽しく優雅に暮らしてきたのです。

この連載では、能楽師の安田登さんが、そうした先人たちの知恵をいまに活かす術を探ります。
「優雅な生活とは、いわゆる俳諧的生活。この世に起きる万事を「俳=和」と「諧=ユーモア」で読み直す。
そのための装置として句があり、能があり、お茶があり、お花がある」と安田登さんは言います。

お金はあったらうれしいが、なくっても、なんかかんか工夫して楽しく生きられるから心配しないでOK。
不安創出社会に一矢報いる連載です。

著者略歴

  1. 安田登

    1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。 能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。 著書に『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』、シリーズ・コーヒーと一冊『イナンナの冥界下り』(ともにミシマ社)、 『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『あわいの時代の『論語』: ヒューマン2.0』(春秋社)など多数。100分de名著『平家物語』講師。
    https://twitter.com/eutonie

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