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K-POPはなぜ世界を熱くするのか+

【K-POPの"作り手"紹介 ー2 】K-POPはなぜ世界を熱くするのか

『K-POPはなぜ世界を熱くするのか』
田中絵里菜(Erinam)著
BTSからBLACKPINK、NiziUまで、
Z世代を中心に世界を熱狂させるK-POP。
そのわけは、音楽でも、パフォーマンスでもなく、
5つの “バリアフリー"にあった。



本書に登場する方03:イ・ハンギョルさん

MVの撮影を指揮する「撮影監督」。演出監督の思い描くイメージをカメラワークでアウトプットする。ハンギョルさんの撮影したMVは軒並みYouTubeで数億回再生を記録している。本書ではK-POPのMVセットについて語っている。


01 : WINNER「SOSO」(2019)

群舞シーンが無く、ワイヤー吊り、ガラス割り、燃え上がる炎、横たわる馬など、芸術的なシチュエーションで構成されていて、どの場面を切り取っても美しい。サビ前にメンバーのカットが高速で挿入されていて印象的。



02 : BLACKPINK「Lovesick Girls」(2020)


David Guettaが参加した同曲MVは、公開から75時間で1億回再生を突破。カントリー調のギターサウンドに合わせたブルピン流ガーリーパンクファッションが可愛い。YG名物”破壊シーン”はやはり見てて爽快!


03 : ITZY「Not Shy」(2020)

コロナ禍の2020年撮影のはずなのに、外国のような開放感。カーチェイスシーンのために、メンバーは免許をわざわざ取得したそうで、堂々とした様子は免許とても取りたてには見えない。50か国語の字幕も驚き!

04:GINZA「BLACK PINKやEXOのMV監督イ・ハンギョル氏に動画制作の裏側をインタビュー」 (interview & translation : Erinam, Kim Nayoung edit: Aguri Kawahsima)
 
表舞台に立つ人達ではなく、韓国の多角的な文化を世界に発信するクリエーターに訪問した連載。第二回では合井のカフェでハンギョルさんの仕事について伺っている。

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著者略歴

  1. 田中絵里菜(Erinam)

    1989年生まれ。日本でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、K-POPのクリエイティブに感銘を受け、2015年に単身渡韓。最低限の日常会話だけ学び、すぐに韓国の雑誌社にてデザイン・編集担当として働き始める。並行して日本と韓国のメディアで、撮影コーディネートや執筆を始める。2020年に帰国してから、現在はフリーランスのデザイナーおよびライターとして活動。過去に『GINZA』『an·an』『Quick Japan』『ユリイカ』『TRANSIT』などで韓国カルチャーについてのコラムを執筆。韓国・日本に留まらず、現代のミレニアルズを惹きつけるクリエイティブやカルチャーについて制作・発信を続けている。 Instagram: @i.mannalo.you

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