朝日出版社ウェブマガジン

MENU

グググのぐっとくる題名

第12回 題名の賞味期限

小説や演劇、映画、音楽、漫画や絵画など、あらゆる作品の「内容」はほとんど問題にせず、主に題名「だけ」をじっくりと考察する本連載。20年前に発売された前著『ぐっとくる題名』以降、新たに生まれた題名や、発見しきれていなかったタイトルを拾い上げます。
第12回で取り上げるのは、公開以降「題名」界の流行にもなった映画と、人気特撮作品のすぐれたパロディ作品の題名です。(編集部)


1982年に「ホテルニュージャパン火災」があった。33名が亡くなった痛ましい事件だ。その後、もちろんホテル全体の防災対策の意識は高まって杜撰な管理による人災は減っていったと思うが、同時に、ニュージャパンというような名称のホテルもなくなっていったと思う。当時はあちこちの建物につけられていた「ニュー」が(火災のせいではなかろうが)古び、みるみる色褪せていったのだ。題名にもそういうことはある。今回は「題名の賞味期限」という話。

 

 

本連載は終了しました。加筆・改稿のち書籍化します(2025年12月20日発売予定)

新たな読み物、対談など盛りだくさんでお届けします。どうぞお楽しみに! 編集部

 

 


◎ 好評発売中! ◎


『増補版・ぐっとくる題名』 著・ブルボン小林(中公文庫)

題名つけに悩むすべての人に送る、ありそうでなかった画期的「題名」論をさらに増補。論だけど読みやすい! イラストは朝倉世界一氏による新規かきおろし!

バックナンバー

著者略歴

  1. ブルボン小林

    1972年生まれ。「なるべく取材せず、洞察を頼りに」がモットーのコラムニスト。
    00年「めるまがWebつくろー」の「ブルボン小林の末端通信」でデビュー。
    著書に『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』(ちくま文庫)、『ゲームホニャララ』(エンターブレイン)、『マンガホニャララ』(文藝春秋)、『増補版 ぐっとくる題名』(中公文庫)など。
    『女性自身』で「有名人(あのひと)が好きって言うから…」連載中。小学館漫画賞選考委員を務める。

ジャンル

お知らせ

ランキング

閉じる