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にしまりちゃん 龍神道を行く

龍神様は、存在します

イスラム圏でも通じるシンボル、龍神様

 

先週私は、今年2度目のドバイにいた。

色々あってドバイでアーティストビザを取得し、ニューヨークに続き、会社を立ち上げることにしたのだ。

 

ドバイで私のアートを見てもらうと、龍の絵には誰もが好意的な声を上げてくれた。

「龍、私も大好き」

「日本のアニメで見た」

「龍は中国から日本にやってきたの?」

などなどその反応はさまざまだったが、ほぼ皆が来年は辰年であることを認識していた。

 

イスラムの国でも「龍」がラッキーシンボルとして浸透しているのだな、とちょっと嬉しくもあった。

 

「龍の話」にお付き合いくださってありがとうございました

 

今回、この連載をはじめた時のことを思い出してみた。

 

いわゆる龍神ブームが起きたのは、その少し前のこと。

いろんなスピリチュアリストや専門家が龍を語り、「龍を使う」とか「龍をつける」など、いろんなことが言われ出した。

存在が軽く扱われていることに違和感を持ったのもあって、「私はもっとリアルな龍神様のことを語りたいな」とこの連載をはじめたのだった。

 

書きながら龍神様をあらためて身近に感じることができ、思い出したことや知らなかったことに気づいて、自分でもさらに理解が深まったことをとても嬉しく思っている。

本来はもっと早く終わる予定だった15回の連載。

私の海外出張などでやむなく休載になったこともあって、年末にこのラスト回を書いている。

 

だが、くしくも来年は龍の年。

まさに「いよいよ辰年ですよ、出番ですよ」というタイミングでこのラスト回を掲載できるのも、また何かのご縁ではないかと思っている。

 

来年は「甲の辰」の年

 

統計学などさまざまな基準から見ても、とても飛躍的な、歴史的に何かが動く年。

「盛龍」という言葉もあり、自分の人生も、世界も地球もまるっと盛り上げていくべき年。

 

しかし世の中は混沌としている。

「人間は、戦争をしたり人を傷つけたり奪い合ったり、余計なことしかしない」と嘆く龍神様の声が聞こえてきそうだ。

 

今この地球に生まれ、生きていること。

友人や家族と過ごしていること。

おいしいご飯を食べていること。

そよぐ風に身をまかせていること。

道ゆけば自然の豊かさを感じられること。

静かに眠れていること。

そしてまた、朝を迎えていること。

 

この当たり前のことを当たり前だと思わずに過ごしていく。

すべてに感謝をしていく。

これこそが、来年の運気を上げていくたったひとつのことだと思う。

 


私の連載「にしまりちゃん 龍神道を行く」を読んでくださってありがとうございました。

多くの声をいただいていますので、この場を借りて紹介させてください。

また、龍神様の絵をたくさん展示するアートショウも迫っているので、ぜひお越しください。

MARI NISHIMURA ART SHOW IN TOKYO

12月15日(金)-18日(月)

アートスペースPamina

東京都渋谷区神宮前4丁目13-1 1F 

 

* *読者様からいただいたメッセージ**

龍神さまとは、龍とは。

自分には見えなくても、まりさんのコラムを通じて親しみのある存在として認識し、より龍神さまを意識した一年となりました。

毎回更新を楽しみにしていたので、最終回を迎えるのはさびしいです。

ありがとうございました。私は今日も、空を見あげています。

 

私は自分の目に何も見えた事がないので龍がいるとか飛んでるとかはわからないのですが、以前とある人から、頼んだわけではないのですが、「hamsandさんについている龍を私がもっと大きな龍にしてあげる。願い事を叶える様に龍に言ってあげるので今心で願い事を言いなさい」と言われた事があったのですが、その方が言われる事に私はピンと来なかったんですね。

私にその人が言う龍がいるのかもわからなかったし、何でその人に私の龍が見えて何で龍を大きくしたり龍に願いを叶える様に伝えて操作してもらったりできるの?と思った経験があって、私は捻くれているのかな?とよくわからずにいたのですが、マリさんの一番最初の龍コラムを読んだ時から、空前の龍ブームみたいなのが何か違う気がしていた私の気持ちがとても楽になったコラムでした。

龍さんってきっともっとそんなカジュアルな存在ではなくて、その人が見えますと言った龍と、私の心友の龍さんって、きっと違うんだろうなという気がしたからです。

 

龍コラム、毎回楽しみに、興味深く読ませていただきました。次が最終回なのは、ちょっぴり淋しいです…

東洋、西洋の龍の捉え方や、その歴史的背景のことも書かれていて大変興味深かったですし、龍神さまに親しみを感じることができる内容にも楽しませてもらいました!

毎日空を見上げて、龍神さま(龍雲)を見ることができると、元気をもらえてとっても嬉しいです

1年間お疲れさまでした!

ありがとうございました

 

龍神さまのことが好きでいつも楽しみに読んでいました。

コラムのおかげで、もっともっと龍に興味が湧きました。

ご紹介いただいた神社仏閣には行っています!

 

いつもアップを楽しみにしていたので

最終回は残念です。

でも本当の龍の存在を感じるようになりましたし、

色んな視点からの龍がわかりとてもためになりました。

またこういう機会を作って欲しいです。

本当にお疲れ様でした。

 

男性ですが、僕の名前も龍が入ってます。

なんとなく検索でみつけて

毎回楽しみにしていました。

にしまりさんの絵もぜひ見に行きたいです。

 

全15回の連載は今回が最終回です。
海外からも原稿を送っていただいたにしまりさん、龍神様について見える世界を教えてくださり、ありがとうございました。
お読みいただいた読者の皆様、温かいメッセージの数々に、感謝申し上げます。

龍神様の存在やにしまりさんの言葉に背中を押してもらいたい時、また、この連載に帰ってきてもらえたら嬉しいです。

一年間、本当にありがとうございました!!

担当編集 齋藤

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著者略歴

  1. 西村 麻里

    コピーライター/クリエイティブディレクター/アーティスト
    熊本生まれ。
    国内広告代理店、外資広告代理店のコピーライター・CMプランナー・クリエイティブディレクターを経て、MARI NISHIMURA INC. を設立。
    龍を描くアーティストとして、ニューヨーク、東京をベースにアーティスト活動を展開し、ロサンゼルス、ベルリン、ロンドン、カンヌ、パリなどでも個展を開催。
    2020年公開の映画「響 HIBIKI」に画家として出演。
    著書に『THE AURA』『龍スイッチはじめよう』(ともにWAVE出版)がある。

    ●国内賞
    TCC賞新人賞、TCC審査委員長賞/ADC賞シルバー(RA-CM)/ブロンズ(TV−CM)/電通賞最優秀賞(TV-CM)/FCC賞OCC賞CCN賞/朝日広告賞 ほか多数
    ●海外賞
    CLIO賞シルバー/one show ブロンズ/SPIKS ASIA ブロンズ/epica award paris シルバー/one show メリット賞/D&AD インブック受賞

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