単語の暗記は힘들어요!(きつい!)どうやって覚えるの?
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皆さんの「そうそう!これ、聞きたかったぁ~」に答える連載『マニマニ教えて!今の韓国ヨギヨギ~(たくさん教えて!今の韓国こっちこっち~)』です。韓国で、または日本で韓国関連分野を研究している先生たちが今の韓国についてやさしく解説してくれます!韓国語版おまけ付きで、言葉の勉強もできるなんてチョアヨ(素敵です)>_< 連載を読み終える頃には、あなたも韓国通になっているかも?!
第21回は、河正一先生(大阪公立大学)です。韓国語と韓国語教育をご専門とする先生の視点から、効果的な単語学習法について教えていただきました。
執筆者: 崔銀景 河正一 飯倉江里衣
金根三 朴天弘 鄭敬珍
外国語学習において私たちの永遠の悩みは、おそらく単語を如何に効率的に覚えていくのかというところではないでしょうか。そこで、今回は単語学習の方法について、一緒に考えてみましょう。
研究によると、①「読む・聞く」学習活動(受動的学習)より、「書く・話す」学習活動(能動的学習)の方が学習効果が高い、②短期間で繰り返す学習より時間の間隔を置いた繰り返しする学習の方が、さらに言うと時間の間隔を一定にするより徐々に長くするほうが有効、③文法的・意味的に関連する二つ以上の単語の組み合わせ(コロケーション)で覚えるのが効果的、④インプット中心よりアウトプット中心の方が長期記憶として定着しやすい、などが報告されています。
いろいろと紹介してみましたが、では一体、上記の内容をどのように実践すればいいでしょうか。なかなか難しいですが、ちょっと考えてみました。最も有効な方法は学習ノート(単語帳)を作り、ある1つの単語を使っていくつか文を作ってみます。あとは、1つの単語の仲間になりうる単語フレーズや表現をどんどん書き加えてみるのはいかがでしょうか。
・타다 ①전철을 타다 電車に乗る ②커피를 타다 コーヒーを入れる
③급료를 타다 給料をもらう ④추위를 타다 寒さを感じる
さらにさらにもっと効果的なのは、その学習ノートを何度も繰り返し見直すことです。人によって暗記が得意な人もいれば、得意ではない人もいます。私自身は昔から飽き性で暗記が苦手です。そのため、日本語の単語を覚える時も暗記するというより、繰り返し読んでいくやり方で進めてきました。
一般的に成人の使用単語(日常的に書いたり話したりするときに使う)は2万語程度で、理解単語(聞いたり読んだりしたときに理解できる)は4~5万と言われています。ただ、日常生活であれば、約1万語を覚えておくと90%の日常会話がカバーできるため、以前の日本語能力試験1級及び韓国語能力試験6級の合格基準は、1万語を想定して作られていました。
皆さん、勉強は一所懸命に頑張るだけでなく、自分自身に合う勉強法を見つけ出すのも結構大事です。今回紹介した単語学習法を自分なりにアレンジしてぜひ検定の上級まで挑戦してみましょう。
河 正一(大阪公立大学)