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同時通訳者・橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ!」

橋本美穂は「亭主関白」をこう表現した!

4月号から始まった新連載『同時通訳者・橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ!」』は、読者参加型企画として、皆さんと一緒に「新しい英語」を作っていくコーナーです!

ふなっしーやピコ太郎の通訳を務めた同時通訳者の橋本美穂さんも参戦します。ぜひ皆さんも、チャレンジしてみてください!


さて、今回5月号のお題は…?

お題:亭主関白

大津敬介さん(東京都)
in-house king
理由:お家の中だけで偉い人。

Aiさん(カリフォルニア州)
ruler of the home
理由:家で王様のようにどーんと威張っているような人物を思い描きました。

齊藤武史さん(兵庫県)
house dictator
理由:家の中にいる「独裁者、暴君、専制君主」というニュアンスから、この表現を考えてみました。

なおさん(神奈川県)
mail-ordering husband
理由:本人は注文するだけで待っている旦那のイメージ。

阿相有輝さん(千葉県)
absolute monarch in the house
理由:クラブのDJがお客さんを盛り上げるための決まり文句に、“Party people in the house!”がありますが、そこからこの表現を思いつきました。亭主関白に何となく時代遅れの印象があって、揶揄(やゆ)する意味も含め、このような表現にしてみました。  

 


さて、橋本美穂さんは一体どのように「亭主関白」を表現したのでしょうか?

橋本美穂
私ならこうしちゃいます

chief domestic officer

理由:本気で非難するというよりは、どちらかというと少々スパイスのきいた愚痴や、冗談めかした文脈の中で、他人が本人を揶揄するときに使われる「亭主関白」(女性の場合は「かかあ天下」)という表現。既存の訳はいくつか存在しますが、この本人をからかうような雰囲気をプラスして、CDO(chief domestic officer)という役職を作っちゃいました!初めて聞く人に対しては、直後に補足して、“The D stands for“domestic,” because he’s/she’s the boss in the house!”のように説明すれば、きっと笑ってもらえるでしょう。

本職としてchief data officer、chief development officerなどを務めていらっしゃる皆様、ごめんなさい!パンチの効いた新たな「役職」として、記憶に残してもらえたら幸いです。

 


「最高経営責任者」のことをCEOと言いますが、「亭主関白(かかあ天下)」をchief domestic officerと表し、略してCDOとされたところは、とても面白いと思いました!それに覚えやすいですね。CDO。新たな役職、誕生です(^_^) (EE編集部)

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著者略歴

  1. 橋本美穂

    アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンで出生。東京都で幼少期を過ごし、6歳で再び渡米。サンフランシスコにて小学校時代を過ごし、帰国後は兵庫県神戸市で中学・高校時代を過ごす。慶應義塾大学総合政策学部卒。

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