橋本美穂は「あるある!(あいづち)」をこう表現した!
4月号から始まった新連載『同時通訳者・橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ!」』は、読者参加型企画として、皆さんと一緒に「新しい英語」を作っていくコーナーです!
ふなっしーやピコ太郎の通訳を務めた同時通訳者の橋本美穂さんも参戦します。ぜひ皆さんも、チャレンジしてみてください!
さて、今回のお題は…?
お題:あるある!(あいづち)
アチャピョンさん(東京都)
I feel you!
理由:相手の気持ちに共感する感じです。
森内 凛さん(東京都)
We're on the same page!
理由:あるある=同じ感覚を持っているということだから。
ちゃこさん(広島県)
Noddy!
理由:友達との会話の場面で使うかなと思ったのでうなずくのnodをカジュアルな響きにしてみました。
阿部季美さん(愛知県)
A million times!
理由:あるある!という状況で言えば、I've done that milliontimes!やYou can say that million times!を省略して言っているように聞こえるかな、と思ったからです。
塩野 忠さん(東京都)
2R
理由:英語のSNSやメールのやり取りで、RSVP(ご返事ください)が使われることがありますが、これはフランス語のrepondez s'il vous plaitの頭文字を取ったもの。同様に、アジアの英語話者が増える中、日本語由来の表現もあればと思い、R(ある)が2つという発想から作ってみました。
さて、橋本美穂さんは一体どのように「あるある!(あいづち)」を表現したのでしょうか?
橋本美穂
私ならこうしちゃいます
That’s soooo classic!
理由:「あるある」という表現は、二つの要素に分解できそうです。一つは「そうそう!」(Yes, yes!)というあいづち。二つ目は「お決まりのパターンだね」(典型的)という意味。直訳は“typical”ですが、今回のお題は口語なので、“classic”という威力のあるワードを選んでみました!
classicには「典型的な、古典的な」という意味のほか、口語で使えば「いや、それマジであるよね」という強調のニュアンス、さらには「傑作だね。ツボにはまる!」という称賛も加わりますので、あるあるネタを語った本人はドヤ顔になっちゃうかもしれませんね!(あ、ドヤ顔って英語でどう表現しましょう?)。実際に会話が盛り上がっているなら“so”を“soooo”と伸ばして「あるあるぅ~!」と、語尾が伸びた感じを反映し、ノリの良い表現の完成です!