橋本美穂は「食わず嫌い」をこう表現した!
2019年4月号から始まった新連載『同時通訳者・橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ!」』は、読者参加型企画として、皆さんと一緒に「新しい英語」を作っていくコーナーです!
ふなっしーやピコ太郎の通訳を務めた同時通訳者の橋本美穂さんも参戦します。ぜひ皆さんも、チャレンジしてみてください!
さて、今回のお題は…?
お題:食わず嫌い
棚辺富士雄さん(埼玉県)
chance loser in eating
理由:美味を味わう機会が失われるかもしれません。
匿名希望(鹿児島県)
dislike without understanding
理由:嫌いな理由がないから。
久下哲夫さん(東京都)
No bite, no like.
理由:一口食べなければ好きにもなれないから。
のりりさん(東京都)
phantom disliker
理由:実態も知らず嫌っているから。
藤井和寛さん(大阪府)
alien food hesitator
理由:未知なる食べ物に挑戦しないということから。
さて、橋本美穂さんは一体どのように「食わず嫌い」を表現したのでしょうか?
橋本美穂
私ならこうしちゃいます
avoid...like natto
理由:食わず嫌いとは、食べ物に限らず何かをdislike without trying(試しもせずに嫌う)、have a prejudice against(~に対してよく知らずに偏見を持つ)ことですね。そこで、外国人が試しもせずに何かを嫌うシチュエーションって何かなぁ?と、彼ら目線でいろいろと思案した結果、結局、食べ物に戻っちゃいました!
フレーズの構文は“avoid...like the plague”(まるで疫病のように忌避する)という既存のフレーズをまねて、ことわざふうに仕上げました。例えば、遊園地で“Let’s try the roller coaster. C’mon, you’re avoiding it like natto. It’s actually great!”というふうに使えるでしょう。試しにネットでnatto japanese foodと検索したら、全力で抵抗する外国人の「食わず嫌い」リアクションが出てきます。美味しいのに(笑)。