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同時通訳者・橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ!」

橋本美穂は「言ったもん勝ち」をこう表現した!

4月号から始まった新連載『同時通訳者・橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ!」』は、読者参加型企画として、皆さんと一緒に「新しい英語」を作っていくコーナーです!

ふなっしーやピコ太郎の通訳を務めた同時通訳者の橋本美穂さんも参戦します。ぜひ皆さんも、チャレンジしてみてください!

さて、今回のお題は…?

お題:言ったもん勝ち

ライトブルーさん(神奈川県)
The big mouth is always the winner!
理由:責任感や根拠がなくても言い切っちゃう人、いますよね(笑)。

紺野力太さん(東京都)
Articulate speakers always win.
理由:日本語の「声の大きい人が勝つ」的なイメージで。

ねころんさん(東京都)
First say, first served.
理由:First come, first served.(早い者勝ち)をアレンジしました。

luckymomさん(三重県)
No gains without words.
理由:言わないことには始まらないから。

匿名希望さん(滋賀県)
Speaking up is mightier than silence.
理由:黙っているよりは何かを話した方がいいというニュアンス。

ともあきさん(東京都)
The whinnying horse gets the grass.
理由:英語のことわざ“The squeaky wheel gets the grease.”(きしむ車輪だけが油を差してもらえる)をヒントに考えてみました。whinnyは「〈馬が〉いななく」の意。

 


さて、橋本美穂さんは一体どのように「言ったもん勝ち」を表現したのでしょうか?

橋本美穂
私ならこうしちゃいます

demanders winners

理由:良くも悪くも要求することをためらわない人が目に浮かびます。私も海外出張からの帰り、トラブルで飛行機が飛ばず、「明日には帰国していないと困るんです!」と、空港カウンターで粘った思い出が……。読者の方の回答のように、"The squeaky wheel gets the oil[grease]."ということわざもありますが、新たに作ってみましょう!

まず、「強く要求する」はdemandがピッタリ。でもdemand & winと並べるだけではゴロが悪く、パンチに欠けます。そこで、ふとガキ大将が落とし物を拾って、"Finders keepers, losers weepers!"と、落とした子に向かってあっかんべーをしていた子ども時代の光景を思い出しました。拾った人は「もーらいっ!」、落とした人は泣きを見る。この有名な言い回しを真似て、demanders winnersとしてみました!

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著者略歴

  1. 橋本美穂

    アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンで出生。東京都で幼少期を過ごし、6歳で再び渡米。サンフランシスコにて小学校時代を過ごし、帰国後は兵庫県神戸市で中学・高校時代を過ごす。慶應義塾大学総合政策学部卒。

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