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朝日出版社メルマガ 第4号(2018/05/23発行)

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朝日出版社メルマガ 第4号(2018/05/23発行)

 

今号のコンテンツはこちらです。

■新刊のお知らせ
■これから出る本のお知らせ
■重版出来!
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム1(第二編集部)
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
■書店フェア、好評開催中!
■イベント情報
■あとがき(編集後記)

━━━━━━━━━━━━━━━

■新刊のお知らせ

『細菌が人をつくる』(TEDブックス12)
ロブ・ナイト+ブレンダン・ビューラー 著/山田拓司+東京工業大学山田研究室 訳(6月2日発売/電子版同日配信)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255010571/


■これから出る本のお知らせ

『神様の住所』
九螺ささら 著(6月13日発売予定)
https://twitter.com/asahipress_com/status/996953252628316161

『赤毛のアン』
ルーシイ=モード=モンゴメリ 作/岸田衿子 訳/安野光雅 絵(6月20日発売予定)
https://twitter.com/asahipress_5hen/status/997415230853464064


■重版出来!

『世界は変形菌でいっぱいだ』 ☆3刷!
増井真那 著
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255010304/


■今号のイチオシ電子版

先号からご紹介しているこの1年間で最も売れた「電子版」トップ3。今号は第2位の発表です!

『安河内哲也が実践!スピーキング力がつく「英語反射神経」の鍛え方(CNNEE ベスト・セレクション 特集17)』
CNN ENGLISH EXPRESS編集部 編(2016年8月11日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/25550094200000000000/

CNNEE ベスト・セレクションは、リスニング強化のための英語学習誌「CNN ENGLISH EXPRESS」に掲載された記事の中から、人気の高かった「特集」をピックアップしたマイクロコンテンツ。200円で気軽にさっと読める点が人気の秘密です。

今回の特集では、予備校のカリスマ英語講師としておなじみの安河内哲也先生が、必要なときに英語が自動的に、かつ瞬時に口から出てくる「反射神経」を鍛える方法として、最も有効な「音読」のやり方を徹底伝授します。

現在、乃木坂46が英会話にチャレンジする『乃木坂46えいご』にも出演中。学生の強い味方! 安河内先生の英語攻略法で、スキルアップを目指しましょう。


■編集部リレーコラム1(第二編集部)

こんにちは。第二編集部の大槻です。

山登りによい季節になってきましたね。
そこで、登ってでも会いに行きたい山小屋の看板犬、ベスト3を紹介します。

1位 金峰山小屋 ゆず彦くん(標高2440m)
私が行ったときは、黒いつやつやした大きな体を太陽にさらしてひたすらぐーぐー寝ていた。幸福の定義かよ、と思いました。

2位 入笠山マナスル山荘 こはだちゃん(標高約1800m)
白っぽいふさふさした毛並みがすてき。そっけないふりをして、我々が鍋焼きうどんを注文すると、興味津々でそわそわしていた。この小屋はすばらしいことに犬(室内犬)と泊まれます。

3位 両神山荘 ぽんちゃん(標高700m)
登山口の名物犬。私が行ったときはあいにくご不在であった。伝聞によると登山者についていくこともあるらしい。

さて、12日(土)の夜、「おしゃべりオジサンとヤバイ女」という番組で、花田菜々子さんによるオススメ本として、岸政彦さんの『断片的なものの社会学』をご紹介いただきました。
知っている本がテレビに映ると、面映ゆく、へんな汗が出てきます。

以前、古舘伊知郎さんの番組に岸さんがゲストで出た時に、見学させてもらいました。

古舘さんは、すごくしなやかな感じのする方で、岸さんがちょっと寒そうにしてたら、すぐコートを貸してくださったり、めっちゃいい方だなって思いました。『断片』を3回熟読したと言ってくださいました。わー。

ちょうどその頃、岸政彦さんの『はじめての沖縄』が発売になりました。

沖縄の経験、というだけではなくて、何気ない会話の中で、ニュースや新聞で、政治とか歴史問題で、立ちあらわれる「境界線」についての断片的エッセイ集です。

どちらがどれだけいいとか悪いとか、はかって足し引きして比較して結論を出す、みたいなことを私たちはふだんやっているわけですが、一歩踏み込んで、相手のおかれた状況を理解すると、どんどん、そういうことができなくなっていく。

しかしだからといって、境界線や、そのあいだに横たわる非対称性が消えてなくなるわけではない、と、岸さんは言います。

いつもながら、安易にロマン化しない、何度でも立ち止まり、何周でも回る、それでも、本当のことを語ることをあきらめないところが、岸さんだなと思います。

テーマは沖縄なのですが、沖縄のことだけではなくて、ほかのいろいろな境界線について、もやもやと考えてしまう本です。(岸さんの文章の、個々人のささいな記憶を喚起する力はすごい。)

刊行記念イベントも目白押しのようです。
『断片的なものの社会学』 ともども! たくさんの人に読まれるといいなと思います。


■編集部リレーコラム2(第五編集部)

第五編集部の綾女です。

すっかりTTにハマってしまいました。韓国TWICEのあの胸キュンポーズではなく、台湾での出来事に遡ります。

4月下旬に8日かけて台北取材に行きました。『本の未来を探す旅』シリーズの続編、台北版を作るために、内沼晋太郎さんと写真家の山本佳代子さんと市内の独立書店や出版社を回ってきたのですが、なにせ訪問先20箇所の超過密進行につき、魯肉飯や小籠包をゆっくり食べる時間もありません。当然、移動はタクシーになります。

ソウルと同様、台北のタクシー料金もとても安いので助かるのですが(初乗り70元=約280円。結構乗ったなと思っても千円くらいだったり)、カメラやら三脚やら資料やらを積み込むためトランクを開けてみると……そのダイバーシティにしばし釘付けになってしまうのでした。

たとえば、こんな感じ。
https://twitter.com/asahipress_sake/status/999111340869337088
あるいは、こんな感じ。
https://twitter.com/asahipress_sake/status/999111431655120896

日本でもタクシーのトランクを開けると運転手の傘やミニハンガーに干されたタオルがあるものですが、台北のそれは何というか雑貨やら生活用品やら新聞紙やら野菜やら謎の液体やらがたっぷり居着いていて、完全に自分たちのPA(パーソナルエリア)を主張しています。

まずは己の荷物を乗せる場だと。中には植物を活けた水入りペットボトルもあったりして、「よく水がこぼれないな…自分のドライビングテクを測るための指標なのかな…」と感心しました。

いつかそんな写真だけを集めた『Taipei Trunk(TT)』という名のZINEを作ろう、と思いつくも時すでに遅し、驚愕の開帳トランク内部をすべて撮っておけばよかったと激しく後悔するのですが(そんな余裕もないのですが)、お国柄というか国民性の差異は、こんな小スペースにも顕現するのでしょう。

強引につなげると、そんな東アジアの出版ムーブメントの多様性を楽しめるイベント「KITAKAGAYA FLEA&ASIA BOOK MARKET」が今週末に大阪の北加賀屋で開催されます。 https://kitakagayaflea.jp/

台湾、韓国、香港そして日本から70もの独立系書店や出版社が集まる(おそらく)日本で唯一のアジアに特化したブックフェア。僕は去年同様に共同で韓国出店者をコーディネートしているのですが、日本ではここでしか会えない本がたくさんやって来ると思いますし、朝日出版社としても出店します。

会場の造船所跡地に吹く風も気持ちよく、お時間ある方はぜひのぞいてみてください。そして『TT』、ではなく『本の未来を探す旅 台北』もお楽しみに。今年の秋までには刊行したいと思っています。


■書店フェア、好評開催中!

○「HAPPY ANIMAL クオッカフェア」
神保町・書泉グランデさん5階にてオーストラリアの「幸せを運ぶ動物」クオッカの写真集がコーナー展開されています。小社刊『Quokka #クオッカ 世界が撮った小さなともだち』も!
https://twitter.com/shosengnd/status/996606489639829504 (2018年5月16日時点)

○「五月病も梅雨も吹き飛ばす! 出版社営業イチオシの一冊」フェア
渋谷・東急百貨店本店7階のMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店さん独自企画が好評開催中。
朝日出版社、インプレス、SBクリエイティブ、NHK出版、慶應義塾大学出版会、実務教育出版、春秋社、青土社、TAC出版、東京図書、みすず書房、有斐閣の12社がこれこそ! と勧める自社本がPOP付きで並んでいます。

各社のカラーを垣間見ることもできますので、ぜひ店頭でじっくりとご覧ください。
https://twitter.com/KEIOUP/status/998054706713788416 (慶應義塾大学出版会さん10タイトル。2018年5月20日時点)

○honto/ブックツリー~「わたし」という、実は不思議すぎる日常を文字から体感する五冊~
朝日出版社より6月上旬に『神様の住所』を刊行予定の歌人・九螺ささらさんによるお勧めの5冊。
https://honto.jp/booktree/detail_00006029.html


■イベント情報

○『先史学者プラトン』刊行記念! 人類の夜明けをめぐる本棚会議
5月25日(金)19時開演/ジュンク堂書店池袋本店4F人文書売場カウンター前
【講師】山本貴光(文筆家・ゲーム作家)、吉川浩満(文筆業)
https://honto.jp/store/news/detail_041000025418.html?shgcd=HB300

○KITAKAGAYA FLEA 2018 SPRING & ASIA BOOK MARKET
5月26日(土)12時~20時、5月27日(日)11時~18時
名村造船所跡地/クリエイティブセンター大阪(CCO)
大阪を拠点にローカル・カルチャーマガジン「IN/SECTS」を発行するLLCインセクツが主催のマーケットイベント。昨年につづき、朝日出版社も出店します。
https://kitakagayaflea.jp/


■あとがき(編集後記)

営業部の橋本です。

一昨日、神保町~お茶の水周辺の書店さんをお伺いし、さぁ社に戻るかというところでちょっぴり寄り道をしようと三省堂書店神保町本店さんへ再び。

目当ては1Fの「神保町いちのいち」。たくさんの雑貨が並ぶ、素敵空間です。

ブックカバーから陶器、名刺入れや厚手のタオルなどなど、贈りものにもぴったりなアイテムがいつも目に飛び込んできて、外回りの疲れも吹き飛んでしまいます。

店内をゆっくり歩いていると、鮮やかな藍色のブローチ、日傘や衣服が並ぶ一角を発見。

「ポップアップなんだな、これはいい日に来た…」といろいろ物色。中でも気になったのが、木の指人形。女の子の表情もとってもかわいらしいのですが、端切れの藍染がスカートとして巻かれているのにひと目惚れしてわぁいとレジへ持っていきました。

ラッピング中にお店の人から声掛けをされ、チェコの藍染を扱っていると教えてもらいました。

「その指人形は、ミュシャ展でも販売したんですが、すごい好評であっという間に売り切れてしまったんです」とのこと、手に出来たことがいっそう嬉しくなるお話でした。

神保町でのポップアップショップは終わりましたが、来月は日本橋高島屋に出店するようです。とても印象に残る、藍色の世界によろしければぜひ。

・Violka(チェコの藍染め ヴィオルカ) https://www.violka.jp/


その商品にまつわるさまざまなお話を、作り手や売り手から直接聞けるのはやはり体験としていいものだなとあらためて感じました。

今週末は大阪・北加賀屋での「KITAKAGAYA FLEA 2018 SPRING & ASIA BOOK MARKET」に二日間出店するので、ご来場いただいた方へ少しでも「本+アルファ」を届けられるよう、売り子を務めたいと思います。

* * *

朝日出版社メルマガ第4号、最後まで読んでくださりありがとうございました。

ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。

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