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朝日出版社メルマガ 第89号(2022/2/16発行)

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今号のコンテンツはこちらです。

■これから出る本のお知らせ
■重版出来!
■今号のイチオシ電子版
■書評掲載情報
■編集部リレーコラム(第二編集部:仁科)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)

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■これから出る本のお知らせ

『改訂新版 ハングル能力検定試験5級実戦問題集』
李昌圭 著(3月3日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255012681/

『所得倍増の男  池田勇人総理と妻・満枝の物語』
松平節 著(3月10日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012674/


■重版出来!

『だれでもデザイン』 ☆2刷出来!
山中俊治 著
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012551/

『十皿の料理』 ☆10刷出来!
斉須政雄 著
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255910444/

『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』
鎌田實 著 ☆8刷出来&9刷決定!
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011776/


■今号のイチオシ電子版

『十皿の料理』
斉須政雄 著(2014年6月6日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255910444/

1986年にオープンしてから、昨年で丸35年を迎えた東京・三田の老舗フレンチ「コート・ドール」。1950年生まれのオーナーシェフである斉須政雄さんは70歳を超えた今も、日本のフランス料理界の大御所として第一線で活躍しています。

牛尾の赤ワイン煮、季節の野菜のエチュベ、仔羊のロースト、根セロリとリ・ド・ヴォーの煮込み、トリュフのかき卵、ソーモンのタルタル モンブラン、おこぜのポワレ、しそのスープ、えいとキャベツ、赤ピーマンのムース。
この十皿の料理は、フランスでの十二年間にわたる修行や友人たちとの出会いによって結実した、まさに斉須政雄という青年が料理人として成長した「歴史」と言えるもの。
それぞれの料理一つひとつについて熱い思いで語られるエピソードは、仕事や生き方にも通じるまさに「人生の栄養」がフルコースで味わえる一冊です。

「これからお話する十皿の料理は、こんなことを思いながら自分のスタイルを確立していく僕の道程の生き証人のようなものです。その工程で僕が得た最大の宝物は、『なにごともやってみなくては分からん』ということを知ったことです。
ものを行うにあたって大切なことは先入観をもたないことだと思います。僕は違うジャンルから随分とたくさんのヒントを得てきました。たとえば、煎餅を澄まし汁に入れるおばあちゃん、毎日台所に立っているお母さん、故郷の農園のおじさんとのおしゃべりから。こんな土に根ざす人たちのバックアップがあったからこそ、不器用な僕がこうして今日まで料理を作ってこられたんです」(はじめにより)

年末にNHKの「理想的本箱」で「将来が見えない時に読む本」の一冊として紹介され、今から30年前に刊行された本書は、大きな反響を呼びました。
料理にも人にも常に「誠実に」向き合ってきた達人の言葉は、間違いなくあなたの心に響くはずです。ぜひ、ご賞味ください。


■書評掲載情報

○『日刊イ・スラ 私たちのあいだの話』(イ・スラ 著/原田里美+宮里綾羽 訳)
2月12日付・朝日新聞読書欄にて、金原ひとみさんにご高評いただきました。
https://book.asahi.com/article/14546560

○『だれでもデザイン 未来をつくる教室』(山中俊治 著)
「週刊読書人」2022年2月11日号にて、森山和道さんにご高評いただきました。
https://twitter.com/asahipress_2hen/status/1493463200666296323


■編集部リレーコラム

こんにちは。第二編集部のにしなです。
いわゆる「コロナ禍」になってから自分の身の上で変わったことについて考えてみました。
もしかするとその年齢に突入したことによる変化とたまたまコロナが世界にやってきたタイミングが合っただけ…なのかもしれないですが…

・友達がかなり増えた
一回の外出における事の重大さが以前よりもアップしたので、
「リスクに晒されても会いたいか」を前より考えるようになりました。
それによって、今まで断りづらいという理由だけで
なんとなく行っていた会合や集まりも、「コロナだから」という
魔法の断り文句を手に入れたことで、むしろ堂々と断ることができ
精神衛生的にもすごく良いことが多くなりました。

反動で、今まであったそうした虚無の時間は趣味に思い切り割くことができたので、
以前よりも充実し、同じ趣味の友達とSNSで新しく知り合うことが増え、
コロナになってからむしろ、定期的に会ったりする友人が10人ほど増えたのは予想外でした。

・ドラマの見方が監視的に
ふとドラマを見ている時に、劇中に登場する人物が全員マスクをしていなかったり、
たくさんの人が集まったりしていると(「群衆」というものも久しく見ていません)、
かなりの頻度で無意識に「あ、マスクしてないんだ、いいのかな」というなぜか悪いものをみつけた謎感情に陥ります。
先日、バザーのブースで手作りパンをトレーに素手で仕分けているのを見た時は、あまりにも久しく目にしてないビジュアルだったので、
その瞬間えっ!?って声に出しそうになりました。
もちろんこれは2006年のドキュメンタリー映像で、その作業前にしっかり手洗いはしているはずなのです。
よく考えると少し前はそういうこと普通にありましたよね。
作品やコンテンツを純粋に楽しむ時間ですらも、毒されている自分に毎回引いてしまっています。

・ますます人の顔が覚えられない
元々人の顔と名前がなかなか覚えられず、先日も4年前に一度食事したことがある人に初めましてと言ってしまったり、
何度もラインをしている友人の名前を本人の前で呼び間違えたり、と血の気が引く場面をよく作り出してしまうのですが(かなりの悩みです)、
この2年はそもそも写真を撮ることも減り、人の顔に関する記憶にブランクができています。
つまり、思い出を振り返っても景色や食べ物など人以外のものに焦点があたった映像しか脳内再生されません。
マスクしている人間との思い出は、顔認証もしなければ、記憶の定着率も悪そうな気がします。

・ピアス、リップをつけない、買わない
これは実用面ですが、ピアス、リップ(チークも)は割愛が増えました。
大ぶりのピアスが好きなのですが、マスクに絡まって耳たぶが引きちぎられるのが怖くて一切していません。
また、季節の変化に合わせてリップの色合いを変えるという楽しみが四季折々にあるのですが、それもかないません。
(いまのところ季節の変化を感じるのはお菓子の味くらいです。)
マスクの上から貼る唇シール(口角は上がったまま)みたいな商品が出るといいですね。本物よりぷっくらした唇を選びたいです。
そういうアイテムへの出費が一切なくなったという面もあります(そういう消費は楽しいのでできればしたいのですが)。

・(仕事以外の)LINEやメッセージの返信をしなくなった
これはコロナとどこまで関係があるのかまだ自分の中で検証できていないのですが、
この2年間で自分の連絡方式が、既読脳内返信(無視ではない)スタイルに変わっていることに気づきました。
以前はバッジの数字が増えるのが嫌で、どんな内容でも緊急性に関わらず、見た瞬間にこまめに返していたので、
変化がかなり大きいです。今は読んで心の声で返信すると、満足して終わっちゃいます。
おうち時間が充実して新しい趣味が増えて、LINEを見ないくらい忙しいから、というわけでもないので不思議です。
自動で心の声をテキスト化する機能の実用化をしばらく待ちます。

もっとこまめに自己反芻して日記などつけていれば、もっと繊細な変化にも気づけたかもしれないと
今になって少し悔やみます。上に挙げた変化はいまや定着していて、元に戻りそうな気配はありませんが、
あまり悲観的には捉えていません、環境に合わせた進化かもしれません。
コロナ世界に突入してからずっと振り返ってみたかったのですが、今回この機会にまとめることができたので嬉しく思います。
引き続き自分の言動の機微をキャッチできるように、自分で自分を見守っていきたいと思います。
そして機会があれば、みなさんの変化もぜひ聞いてみたいです!


■Webマガジン「あさひてらす」

朝日出版社のWebマガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
https://webzine.asahipress.com/

・音声学者とーちゃん、娘と一緒に言葉のふしぎを見つける/妻のお母さん言葉を観察する(川原繁人)
https://webzine.asahipress.com/posts/5580
・リベラルアーツの散歩道 外国語と世界を歩く/「アルテス・リベラレス」から「リベラルアーツ」へ(石井洋二郎)
https://webzine.asahipress.com/posts/5584


■あとがき(編集後記)

営業部の橋本です。

先週火曜日に放送された「徹子の部屋」に医師・鎌田實さんが出演されました。
ありがたいことに小社刊『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』を番組内紹介いただけ、とても大きな反響となっています。

就業時間中はひたすら書店さんからの電話ご注文対応、タイムカードを押す頃には物理的に耳が痛くなっているほどです。
ありがたいな、ありがたいとつぶやきながら帰路に就く一週間。こういうことがずっと続けばいいです。祈り。

去年の9月に40歳となったのですが、ここ数カ月、明らかに健康への意識が変わりました。
30代の頃は、いつ倒れるかわからない短距離走をひたすらという感じで過ごしていて、ときどきに限界を迎えてうずくまる、一時回復したらまた全力で走るといった、刹那そのものでした。

コロナ禍が長期化していること。自分の両親の年齢や子どもの将来を思うと、見守って支えなければという意識も生まれてきました。遅すぎる気がしますが、健やかでいればこれからできることもあるはず(これも祈り)。

『認知症にならない29の習慣』でも勧められている、毎日小さじ1杯のえごま油摂取を三か月続けたところ、血液検査数値が大幅に改善し、かかりつけのお医者さんに褒めてもらえたのが先週土曜日でした。

白菜やネギが安い今季、ほぼ三食野菜スープを食べて、時間を見つけては散歩をしています。
内蔵脂肪が減るといいなと思いながら、ただひたすら歩く。さながら祈りを捧げる歩者です。

前号でも触れました、出版健康保険組合「歩Fes.スマホウォーキング」も佳境。開始からまもなく四週間、フィナーレまで二週間を切りました。

今朝時点の順位は21位/2,127人。総歩数は574,531歩、1日平均では21,279歩なのですが、現在1位のニックネーム「ウマちゃん」さんの総歩数はなんと943,114歩にもなっています。もはやレジェンド……。

日の光で目覚めて、季節の野菜を食べて仕事に励み、自分の足で気が向くままにいろんな地へ行く。
いまはそんなことがとても嬉しく、毎朝をたのしみにしています。

 * * *

朝日出版社メルマガ第89号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。
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