朝日出版社メルマガ 第28号(2019/05/29発行)
朝日出版社メルマガ 第28号(2019/05/29発行)
今号のコンテンツはこちらです。
■新刊のお知らせ
■重版出来!
■今号のイチオシ電子版
■書店フェア情報
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
■イベント情報
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)
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■新刊のお知らせ
『こども哲学 しあわせって、なに?』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(6月1日発売)
https://www.asahipress.com/boo
『こども哲学 美と芸術って、なに?』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(6月1日発売)
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『こども哲学 暴力って、なに?』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(6月1日発売)
https://www.asahipress.com/boo
『捩り遊び日本語 テキトウでアイマイな日本語クイズ』
小島慶一 著(6月1日発売)
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『初・中級によく使われる中国語量詞(助数詞)55語』
張麗群 著(6月1日発売)
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■重版出来!
『断片的なものの社会学』 ☆11刷!
岸政彦 著
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『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』 ☆2刷!
秋田麻早子 著
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■今号のイチオシ電子版
『夏井いつきのおウチde俳句』
夏井いつき 著(2018年11月8日配信開始)
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人気テレビ番組「プレバト!!」の俳句コーナーでおなじみの夏井
本書の発売を記念して昨年11月から2月末まで実施された第一回
7歳から98歳まで24519句の応募がありました。
お題は、家のなかの「リビング」「台所」「寝室」「玄関」「風呂
「家の中にも俳句のタネはたくさん転がっているので、病気やケガ
五感と第六感を使っておうちで俳句を楽しんでほしい」という思い
優秀作30句、その中から各部門の最優秀賞が選ばれました。
大賞は、夏井先生が全国で行っている「句会ライブ」の形式にのっ
選ばれた6作品に対してさまざまな感想や句が詠まれた背景につい
5月1日の授賞式の会場に集まった100人の多数決によって決定
第一回「おウチde俳句大賞」に輝いたのは、寝室部門の最優秀賞
さへづりは礫寝返りの瞼に 佐藤儒艮
となりました。
授賞式の詳細と各部門の最優秀賞については、下記よりご覧いただ
https://news.nicovideo.jp/watc
■書店フェア情報
○「安野光雅が描く名作の世界」、正文館書店知立八ツ田店さんに
http://blog.livedoor.jp/asahip
○『自殺会議』ブックフェア・末井昭さん選〈生き抜くための参考
https://twitter.com/asahipress
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
第五編集部 藤川です。
先日、サントリー美術館で開催中の「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」展に行ってきました。
理論派か、直感派か、
左脳的、右脳的なアプローチの双方で、日本の美術を楽しむという
簡単に説明すると、入口が二手に分かれていて、作品を情報つきで
まったく何もなしにただ感覚だけで見るルートが用意され、どちら
両側から作品を見ることで2度たのしめる展覧会です。
ただ「美しい、きれい」と思うだけでなく、作品背景や作者の想い
自分なりの解釈をすると、より面白さが生まれるような気がします
意識的に両方で鑑賞している感覚はあまりなかったけれど、自然と
ただ、いつもより一層意識的に作品を見て、心を動かすことができ
情報や知識がなければないで、数々の疑問も生まれてくるし、想像
「蚕が老いて繭になり、繭がほどけて
蝶になり、蝶が卵をうむのをみて私の智識は完成した。
それはまことに不可思議の謎の環であった。
私は常にかような子供らしい驚嘆をもって自分の周囲を眺めたいと
人びとは多くのことを見馴れるにつけただそれが見馴れたことであ
そのままに見すごしてしまうのであるけれども、
思えば年ごとの春に萌えだす木の芽は
年ごとにあらたに我らを驚かすべきであったであろう、
それはもし知らないというならば、我我はこの小さな繭につつまれ
わずかのことすらも知らないのであるゆえに。」
これは、現在制作中の『銀の匙』(中勘助著)の文章です。とても
「知っている」だけではいけない、
実際に見たり、聞いたり、触ったりと、
実体験を伴った知覚が本当の「知」であると。
繊細で観察眼に優れた少年のような目でみると、
ありふれた日常も美しく、瑞々しいものであることを教えてくれま
お楽しみに!
■イベント情報
○『絵を見る技術』出版記念・秋田麻早子さん講座
5月29日(水)19時~ 渋谷・BOOK LAB TOKYO
https://peatix.com/event/66416
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
5編の平野です。
最近、美人サウナ愛好家(俗に言うサウナー)とお話する機会があ
ついにサウナ&初水風呂体験をしてきました!
ちなみに、水風呂に目覚めたサウナをサウナ界では「産湯」と呼ぶ
訪れたのは巣鴨の「東京染井温泉 SAKURA」。自宅から近く、サウナー向けの口コミサイト
(まず口コミを見てしまうあたり、編集者失格なのですが)でも初
タナカカツキさん『サ道』とまんきつ先生『湯遊ワンダーランド』
頭や体をよく洗い、軽く温泉に浸かったあと、水をガブ飲みしてか
温度が低いという下段に座り、テレビを眺めながら時間が経つのを
どこのサウナにも「主」みたいな常連客がいると読んでいたのです
この風呂の主は上野の叩き売りくらいダミ声のおばちゃんでした。
子分っぽいおばちゃんもいます。そんな人間模様を眺めつつ、12
まずは、サウナでかいた汗をかけ水で流します。ばしゃっとやると
そりゃそうだ、水だもの。でも今日は、サウナというより水風呂に
超冷え性人間の自分を奮い立たせ、どぼんと入水(一気に入るほう
……冷たさに息ができません。小学校のプールの授業を思い出しま
東北だったので、水温がめちゃくちゃ低いんですよね。着替え中、
1分くらいで我慢できなくなって切り上げ、外のベンチへ。
快晴の空を見上げながら休憩していると、風景がぐるぐるし始めた
あ、これが「ととのい」ってやつなのか、ただのめまいなのか!?
わからないけどふわふわする……ゥ、w-a-t-e-r !!!
結局それをもう2セット繰り返し、軽い足取りでお風呂を後にしま
熱い→冷たい→浮遊という状況についていくのが必死で、アイデア
そういう効能は得られませんでしたが、日常で得難い感覚を体験す
体ってまだまだ開発する余地があるんだなあと思いました。
そんな学びをくれたサウナ、ありがとう。今後もっと開拓し、機会
まったく仕事と関係ない話になってしまったので、最後に告知です
『あさひてらす』で先月から『ちょっと隣の芝を見にー職業イヤイ
https://webzine.asahipress.com
3度のメシよりインタビューが好き!というライター・いつか床子
知ってるようで知らない仕事のキラキラしてない面も聞いていく企
路上占い師、探偵と来て、次回はシルバー人材センター…と続く予
ぜひぜひチェックしてみてくださいませ~!
■Webマガジン「あさひてらす」
朝日出版社の Web マガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
http://webzine.asahipress.com/
・洪道場の白黒さんぽ/平田智也七段の心の一局(5)「最善手を
https://webzine.asahipress.com
・ケンブリッジ大学ヤング博士の A Young's Eye View on Japan/What's in a name?
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■あとがき(編集後記)
営業部の橋本です。
とてもたたずまいのいい本と出合って、ここ数日ゆっくりとめくっ
『銭湯断片日記』というタイトルで、イラストレーターの武藤良子
見てください、この題字と厚みと天アンカットのきりりとしたさま
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各地の銭湯を訪ねていく日記形式なのですが、町の風景や人とのや
開いては閉じ、開いては閉じ、ちょっとずつ読み進めていくのが心
ちなみに、小社の銭湯担当である二編・大槻愛用のトートバッグは
https://twitter.com/asahipress
日記文学といえば、先週金曜日に御茶ノ水の丸善さんで植本一子さ
読み始めたら一気に引きこまれて、歩きながらもページをめくって
ここに綴られた日々は、自分もたしかに生きた日々。そう思うと、
ぜひ、書店店頭で見かけたら手にしてみてください。
* * *
朝日出版社メルマガ第28号、最後まで読んでくださりありがとう
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろ
→ info@asahipress.com