朝日出版社メルマガ 第47号(2020/04/01発行)
朝日出版社メルマガ 第47号(2020/04/01発行)
今号のコンテンツはこちらです。
■新刊のお知らせ
■これから出る本のお知らせ
■重版出来!
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム1(第五編集部・藤川)
■Webマガジン「あさひてらす」
■編集部リレーコラム2(第二編集部・鈴木)
■あとがき(編集後記)
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■新刊のお知らせ
『よいこととわるいことって、なに?[新版](こども哲学)』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(4月1日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011691/
『きもちって、なに?[新版](こども哲学)』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(4月1日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011707/
『人生って、なに?[新版](こども哲学)』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(4月1日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011714/
『いっしょにいきるって、なに?[新版](こども哲学)』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(4月1日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011721/
『知るって、なに?[新版](こども哲学)』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(4月1日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011738/
『自分って、なに?[新版](こども哲学)』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(4月1日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011745/
『自由って、なに?[新版](こども哲学)』
オスカー・ブルニフィエ 著/西宮かおり 訳/重松清 監修(4月1日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011752/
■これから出る本のお知らせ
『CNNニュース・リスニング 2020[春夏]』
「CNN English Express」編集部 編(4月11日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255011769/
『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』
鎌田實 著(4月18日発売)
https://www.amazon.co.jp/dp/425501177X/
■重版出来!
『断片的なものの社会学』 ☆12刷!
岸政彦 著
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255008516/
『銀河の片隅で科学夜話』 ☆3刷!
全卓樹 著
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011677/
■今号のイチオシ電子版
『学ぶよろこび ―創造と発見―』
梅原猛 著(2014年1月31日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255005737/
今日は4月1日。
本当ならば、近くの武道館で開かれる入学式に訪れる親子でにぎわうはずの九段下。
そして、新たな希望に満ちあふれた新社会人のスーツ姿で混みあうはずの通勤電車。
多くの学校や会社で、入学式や入社式が中止となり、今年はこうした光景が全く見受けられません。
本書は、学ぶことのおもしろさと夢を実現する生き方、波乱万丈の半生、これから仕上げに入る壮大な夢の作品についてなど、自身の創造の秘密をあますところなく語った知的人生論です。
著者は、国際日本文化研究センターの初代所長に就任し、日本の古代史に大胆な仮説を展開して「知の巨人」と呼ばれた哲学者、梅原猛氏。
こころの傷は夢を実現する原動力になる! 法然からトヨタ創業者まで、各界の成功者の苦楽の道に自身の人生を重ねながら、学ぶよろこび――創造と発見の道を歩む生き方を提示します。
向学心に燃える哲学者が教える、厳しい時代を生き抜くヒントが満載。
残念ながら、昨年1月に93歳で逝去されましたが、学問のおもしろさと創造の夢を語る!「21世紀版・学問のすすめ」とも言える一冊。
こんな時代からこそ、学ぶことの意味を考えてみるきっかけにしてみては?
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
こんにちは、藤川です。
沈黙の春、
今までにない4月1日。
嘘であってほしい、と思うことも多いこの頃です。
無人の桜に先週は雪でした。
変わってゆく街の風景、
日々、強まる先行き不安。
当たり前が当たり前でなくなったとき、そのありがたみに気づかされます。
こんなときこそ、改めて本の力を信じたいなぁと思い……
新刊のお知らせです!
スクワット!でおなじみの、鎌田實医師が実践している「認知症予防法」を1冊にまとめた、
『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』が発売になります。
( https://www.amazon.co.jp/dp/425501177X/ )
食事、運動、暮らしをキーワードに、
無理なく日常生活で実践できる、脳の健康を保つ習慣をわかりやすく解説しています。
また、「がんばらない、あきらめない」がモットーの鎌田先生らしい、
「認知症になっても、幸せに生きることができる」という想いが込められた書になっています。
その鎌田先生の最新メッセージがこちら。
「休校になった君たちへ-
地球上にはもともと、ウイルスがいて、動物とは共存できるのに動物から人にうつると、とんでもないことが起きてしまう。
こういう機会を利用して、本を読んだり、新聞を読んでみれば良いと思う。
世界が広がったり、何が起きているか分かってくる。これから5年先、10年先、大人になった時にそれが役に立つ時がくると思います。
(日刊スポーツより抜粋 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202003150000234.html )
「日本は一人当たりGDPも低く、幸福度ランキングも低い。
仕事のしかた、さらには生き方や哲学を変えていく時がきているように思います。
ぼくたちはこれまで結核やハンセン病、HIVなどの感染症を経験してきましたが、
差別や排除といった方法ではなく、共存していく新しい隔離の哲学をつくっていく必要があります。」
(鎌田實HP 公式ブログより抜粋 http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/ )
暮らしに目を向ける、良い時間のお供になれば幸いです。
■Webマガジン「あさひてらす」
朝日出版社のWebマガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
https://webzine.asahipress.com/
・何を読んでも何かを思い出す/川と恋人(大塚真祐子)
https://webzine.asahipress.com/posts/3359
・出張版 『備忘録』大模様攻略(4)
https://webzine.asahipress.com/posts/3090
・日中いぶこみ百景/中国と卓球,京劇,将棋 あなたの中国語達人度
https://webzine.asahipress.com/posts/3332
■編集部リレーコラム2(第二編集部)
こんにちは。桜も見ごろの時期を、少し過ぎましたね。
第二編集部の鈴木久仁子です。
ご体調とか、気持ちの状態とか、どんな感じでお過ごしですか。
毎日、不安な気持ちで過ごされている方、たくさんいらっしゃると思います。
私のまわりでは、主婦の友達が1月から心配しはじめ、
2月1日から、ひとつのランチ会の延期が決まって、
用心深いな…でも、心配な人に合わせるのがいいよな、と心の中で思っていたのですが、
その用心深さ、正解だったんだ、と、最近の状況を見て、振り返っているところです。
でも、人と過ごしたり、一緒に美味しいものを食べたりするのも、大切なことですものね。
お医者さん、看護師さん、専門家の方々など、現場にあたられているみなさんは、毎日、
私などは過ごしたことのない、これから将来もきっと経験することのない、
擦り切れそうな、大変な日々を、お過ごしだと思います。
どうぞ、心と体のエネルギーが持ちますよう、心からのエールと感謝と(発されないでしょうが)念力を。
この間、観た映画は、『ミッド・サマー』と『レ・ミゼラブル』。
『ミッド・サマー』は満席で、チケット売り場で友人を待っていたら、英語部署の編集長Yさんとばったり。
編集部の〔お〕さんも観に行ったそうです。〔お〕さんは大好きだそうで、
「楽しめたけど、う~ん、ちょっとよくわからなかったよ…」と言う私に、
「鈴木さんみたいな人は好きじゃないと思います」と〔お〕さん。
『レ・ミゼラブル』は、すごくお勧めです。http://lesmiserables-movie.com/
≫映画『レ・ミゼラブル』が描く、マイノリティー同士の衝突
「フランスは多様性を活かしきれていないところがある」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/lesmiserables_jp_5e5e1170c5b67ed38b37d63f
その、フランスで生まれた「こども哲学」という7巻の絵本シリーズがあるのですが、
(2006年、07年に刊行)品切れの巻が数冊あったのを、ちょっと仕様を変えたり、値段を変えたりして、
これからずっと届けられるかたちで、制作しなおしました。
帯も、巻末の付録(重松清さんのおまけの話)も、
デザイナーの吉野愛さんが、いっそう可愛らしくデザインしてくれました。
初版のときから、帯には、一冊ずつ、いろんな方々にお願いして、コメントをいただいているのですが、
2冊だけ、池澤夏樹さんが「週刊文春」(2006年7月20日号)にご紹介くださった言葉を掲載していました。
(池澤さんは、「私の読書日記」で、
「考えるとはどういうことかが徹底して問われる。つまりそれが哲学ということで、
フランスでは高校に哲学という課目があることでもわかるとおり、この種の知的訓練が重視される。」
「この本は画期的だ。(…)しかしこの本を子供に与えればそれで成果が上がって子供が賢くなるわけではない。
(…)家庭と学校で子供相手に充分な会話がないかぎりこの本の真価は発揮されないだろう」
「『きもちって、なに?』の「恋」の項目がとりわけ好きだ。既知に富んで愉快なイラストはこの種の本には必須」
と、書いてくださいました)
今回、その2冊について、新たにコメントをお願いしてみようということになりました。
帯をお願いするのって、執筆をお願いするのとは、また違ったドキドキがあって、
その方のご都合もありますし、ダメなときは、きっぱり完全にNG、
でも、本の執筆みたいに、長期間、お付き合いいただくお仕事ではないので、
ふだん、お仕事をお引き受けいただくなんて、とうてい不可能でしょう…という方に、
「ダメもと、えいや!」っとラブレターを書いて、音読したうえで(音読はいつもしてますが)
お手紙をお送りし、その後、しばらくは祈りの日々を過ごすことになります。
今回、お引き受けいただけるというお返事をいただいたとき、半泣きで
「…ほんとですか…やった~~~~!!」と電話口で叫び、
しゃがんだり立ったりしてしまったのですが、
「こども哲学」に、新たにコメントを寄せてくださったのは、杏さん、そして、小泉今日子さんです。
*
杏さんは、メディアでお見かけするたび、気持ちのいい風が、心の中にすぅっと吹いてきて、
姿勢をちょっとよくしたくなる、そんな俳優さんですが、
(『デート~恋とはどんなものかしら~』 https://tver.jp/feature/f0046918
は、楽しさがさく裂しているドラマで、杏さん演じる、藪下依子の表情を思い出すと笑ってしまいますし、
『ごちそうさん』は、最初から最後まで、ぎゅっと美味しさが詰まっていました)
『杏のふむふむ』(ちくま文庫)は、 https://www.chikumashobo.co.jp/special/annenofumufumu/
杏さんの、まっすぐ、ぐんぐん進んでいく好奇心に引っ張られて、
読んでいるこちらの気持ちも、いっしょに弾んでくる本です。
杏さんの、子どもの頃のお話から始まるのですが、
小学校の1年から4年までの担任の、小さくてコロコロと笑う先生、エンドウマメ先生。
毎日、日記を書いて、先生に提出するという習慣のある学校で、
その先生は、毎日返してくれるコメントの最後に、房に3つの豆粒の入ったエンドウマメの絵を描いてくれて、
褒めてくれるときは、豆一粒一粒に顔がつき、房にリボンをかけてくださるんですって。
週に一度、漢字テストがあるたび
「クラス全員が満点だったら、先生が皆を連れてディズニーランドに行くよ! 五回続けば、皆で海外よ!」
と宣言、沸き立つ教室。話は「百回続けば宇宙旅行」まで及んでいたそうです。
杏さんが東京ドームで始球式をやることになり、ピッチングセンターで一人、投げっぱなしの練習をしていたところ、
隣のマウンドから、ズバン、ズバーンという音。
ちらっと見ると、80キロ、100キロの表示が。
その、お隣の投球ズバーンさん(杏さんがつけた渾名)から「サイン、いただけませんか」と
(第一子を出産された奥さんに。奥さんは杏さんのファンらしい)声をかけられ、
話の流れで、高校時代は投手、現在自衛隊の投球ズバーンさんにフォームを教えてもらい、
さらにはキャッチボールまでしてもらうお話。
「杏くん」と呼ぶ歯医者さんと、信長(織田信長)話で盛り上がり、
本やグッズを贈り合う「ノブトモ」になったり、などなど
ひとつひとつのエピソードが楽しくて、ひとりひとりの顔、口調が、はっきり見えて、聞こえてくるのです。
それは、まわりの人や物事の、素敵なところを見たくて、丁寧に、自然とすくいとってくる視点と、
「知りたい」という、杏さんの前のめりな気持ちが、あふれているからだと思います。
ラジオ「BOOK BAR」は終わってしまって残念でしたが、 https://www.j-wave.co.jp/blog/bookbar/
杏さんと大倉眞一郎さんが、持ち寄った本について、自由におしゃべりする番組でした。
番組開始当初、ラジオのお仕事が初めてに近かった杏さんは、
相槌の仕方について、いちいち「はい、はい」というのは、ちょっとうるさいし、
「ウン、ウン」では目上の方に失礼なので、悩んだ結果、編み出した相槌が「ふむふむ」。
番組が始まってしばらく、その、ふむふむについて「一体あれは何?」という投書がいくつか届いたそうです。
「BOOK BAR」で、杏さんは『雑兵物語 おあむ物語』https://www.iwanami.co.jp/book/b245885.html
関ヶ原の合戦など、戦国時代の終わりから、江戸時代のはじめに戦争を体験したおじいちゃん、
足軽、槍持ちや、おばあちゃんに話を聞いてみよう、というコンセプトの本(1943年発行)や、
『新幹線を走らせた男』https://deco.official.ec/items/15456705
2段組みで736ページ、国鉄総裁・十河信二の百選百敗の物語など、
骨太の本をたくさん紹介されています。
(ちなみに「BOOK BAR」では大倉さんに、伊勢崎賢治さんの『本当の戦争の話をしよう』を、
http://asahi2nd.blogspot.com/2015/01/isezakimaegaki.html
「すごくいいところは、伊勢崎さんが真正面から答えていること。
子どもだからといって、講義を易しくしようというふうには思っていない。
なにが起こったかを、本当に細かに話をしている。だから、高校生は逆に吸収がいい。
伊勢崎さんも迷うし、あとで、ものすごく後悔することもやっている。
それをものすごく赤裸々に語って、一緒に考えている」
と、ご紹介いただいたことがあり、すごく嬉しかったです)
* *
小泉今日子さんの『黄色いマンション 黒い猫』(第33回講談社エッセイ賞受賞)は、
https://www.switch-store.net/SHOP/BO0071.html
「一秒一秒、今は過ぎて、すぐに過去になってしまうから、今は今しかないのだけれど、
今と追いかけっこをしながら、できるだけ鮮度のいいネタを握りたいと、
一見さんお断りのお寿司屋さんみたいな気持ちで書きました。
なんでお寿司屋さんに喩えたのか自分でもわからないけれど。」
という気持ちで書かれた、「今しか書けないこと」が詰まっているエッセイで、
アイドル時代、中学生時代、オーディションに受かってしまって歌のレッスンをしている頃、30代、40代の頃と、
時代が行ったり来たり、交差しながら、一篇が、4、5ページの文章で構成されています。
それらのお話のひとつひとつが、すべて、短編映画を観おわったときのような感覚、
なんていうのか…、「わ…」という余韻が、心にずさっと残るのと、
あと、なにか、迫力みたいなものがあるのです。
一つひとつの出来事、光景が、よく見ている目を通して届いてくるのですが、
すっと落ちてきて、突然刺さってきたり、
可愛らしかったり、愛おしくなったり、泣きたくなったり、
たった4、5ページで、こんなことができるんだ、と、圧倒されました。
小泉さんは、たくさんの人たちから憧れられる対象だと思うのですが、
その小泉さん自身が、いろんな女の人に、憧れている、
神宮の交差点で、小さな声で「お買いもの?」と声をかけてくれたOL風のお姉さんが、とってもきれいな人だった、
喫茶店の隣の席に座って勉強してた、おそらく大学生のお姉さんが、とっても可愛い人だったとか、
他者に抱いている、あこがれの気もち、相手の人を好きな気持ち、まぶしく感じる気持ちがつまっています。
出会った人、そして、もう会えなくなった人たちを、より強くいつくしんでいることが届いてきます。
先週の3月25日、世田谷パブリックシアターで開催された「2020年 マイ・ラスト・ソング 久世さんが残してくれた歌」
https://asatte.tokyo/2020/02/mylastsong2020/
に行ってきました。
演出家の久世光彦さんが「人生の最期に聞きたい唄」をテーマに書き続けたエッセイ、
『マイ・ラスト・ソング』を、小泉さんが朗読、浜田真理子さんがピアノと唄で届けてくださる舞台です。
舞台が始まる前、小泉さんご自身がご挨拶されていましたが、
開催するかどうか、とても悩んで、迷われたそうです。(そうですよね…)
みんながプチ専門家になって、考えられる限りの対策をして、
この会にいらっしゃるのは、大人の方が多いので、信頼して、開催することにしました、と。
事前にマスク着用のお願いが告知されていましたが、していない方が会場にいらっしゃったので、
マスクを持っていない方は、スタッフがお渡ししします、と声掛けして、
会場全体にマスクを行き渡らせてからのスタートです。
浜田真理子さんの歌は、のびやかであたたかい声でした。
(小泉さんによれば「真理子さんの歌声は、その空間のすべてを包み込むような包容力。
人柄も同様、心がとてつもなく大きないい女です」とのこと。(『小泉放談』より))
私は、いつも淡々としているので、とても嬉しいことがあっても、
それが大きなことでも、たいてい静かに喜んでいるのですが、
今回、帯をお引き受けいただけると電話で聞いたとき、取り乱してしまいました。
ラブレターを受けとめてもらったような気持ちになったのでしょうね。
またいつか、嬉しくて叫んじゃうようなこと、訪れるでしょうか。
こちら↓広告部の森さんが、がんばってつくってくれたパネルです。
https://drive.google.com/file/d/1VpCXt6R1MeAmEatLIYYMwUS3nJWih_Bb/view?usp=sharing
ポップも冊子も、いま、つくっていますので、全国の書店のみなさま、よろしければ、どうぞ置いてください。
「こども哲学」全10巻には、内田也哉子さん、室井佑月さん、池田晶子さん、よしもとばななさん
角田光代さん、中江有里さん、高橋源一郎さん、平田オリザさんが、コメントを寄せてくださっています。
一緒に読むなら4歳から、一人で読むなら7歳から。
哲学教育の本場・フランスから生まれた、世界各国でロングセラーのシリーズ、
こどもの「なぜ?」を楽しく考える絵本を、どうぞよろしくお願いします。
* * *
ちなみに、舞台でおしゃべりされていたのですが、
小泉今日子さんは、ドラマ「恋つづ」を楽しく観られていたそうです。
(前期ドラマでは、私は〔『心の傷を癒すということ』3回目以降を、楽しみにとっておき中で〕
週刊誌編集部を舞台にした『知らなくていいコト』https://www.ntv.co.jp/shiranakuteiikoto/
が面白かったです。
2月26日放送の第8話で、政治家秘書が、わいろ疑惑の罪をかぶって自殺、
吉高由里子さん演じる主人公のケイトが、自殺した秘書の奥さんとともに、生前残した手記と、
紛失したとされる帳簿を発見、記事にしましたが、
その回を見て、現実に、こういう報道ってあるのかなぁ?…と思っていたら、ありましたね。
「週刊文春」2020年3月26日号。
赤木俊夫さんご家族による、第三者委員会による調査の実施、署名しました)
どうでもいい日記としては、実は、3月頭、コロナウイルスの広がりとともに、奇跡的に新しい恋が始まり、
(3ヵ月前、2019年12月25日配信メルマガで、あんなに悲しみに暮れていたというのに)
それがちょっと…珍妙でおかしな話で、今回のメルマガの構成にぴったりのところもあり、
今回、末尾に、しょうもないこと書きたかった!のですが、時間切れで断念、またどこかで流れの合うときに。
みなさん、どうぞ、おからだにお気をつけて、小さな楽しいこと見つけたり、
春の美味しいものをたくさん食べて、栄養いっぱいつけて、お過ごしくださいね。
なにもできませんが、ほんの少しでも、どこかで、なんらかのかたちで、心の栄養分となる本を、
著者のみなさん、会社のみなさん、書店のみなさんと協力して、届けていきたいと思っています。
■あとがき(編集後記)
営業部の橋本です。
子どものまっさらな気持ちから発せられる「なぜ?」を真正面から受け止め皆で考えぬく『こども哲学』シリーズ、2版が発売となり全10巻が揃いました。
編集部から「(子どものいる)橋本さんはどう読んでいるの?」と聞かれ、どうだったかなと思い返すことしばし。
上の娘が幼稚園の頃から小学校低学年の頃まで、新タイトルが出るたびに家で一緒に読んだり、あたらしいの出たよと渡した記憶があります。
「おなかがすいたらどろぼうしてもいいと思う?」と聞いてみると「ひとのもの取ったらだめだよ」と返されたことや、
「すきにも順番ってあるのかな?」「‥‥わかんないけどママとおとうはどっちも一番すき」と交わしたことがだいぶ前に。
わかりやすい答えはないので、この本を読むとこうなるよ。こんなことができるようになれるよ、というものとは違うかもしれません。
生きていくことはさまざまな立場のひとたちと、わかり合えないことを認識しながら対話を(自分の内面とも)続けていくことをゆっくり考えるシリーズだと思っています。
先週末は自宅で下の子と書店さん店頭用のPOPをいっしょに作りました。
https://twitter.com/asahipress_sake/status/1243701619557928960?s=21
「これがいつも行ってる本屋さんに並ぶんだよ、がんばって綺麗に作ろうね」
「え!? 津田沼の本屋さんとか、志津の本屋さんにも??」
「うん、使ってもらえるよきっと」
出来上がったPOPを見ると、比喩でなく、きらきらした目で答える息子の姿が浮かびます。
https://twitter.com/asahipress_sake/status/1245268238725828608?s=21
* * *
すきなひと、大切なひとに思うように会えない。安らぐ場所に行けないというのはここまで苦しいものかと痛感する現在。
数ヶ月に一度会ってカレーを食べながら本や本屋のこと、仕事のこと、日々を交わし合う方ともいまは我慢ですねとなりました。
そのかわり、とびっきりのそのかわりとして、手紙を送り合うことにしました。往復書簡でなく、同時に送り合う。
自分のいまを振り返り、相手のいまに思いを馳せ、言葉にして綴る。
いま、これがすごくたのしみで気持ちの張りになっています。
あしたの夜にでも、うちで美味しい珈琲を淹れてひと息ついてからしたためようと思います。
* * *
朝日出版社メルマガ第47号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。
→ info@asahipress.com