朝日出版社メルマガ 第50号(2020/05/20発行)
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今号のコンテンツはこちらです。
■新刊のお知らせ
■これから出る本のお知らせ
■今号のイチオシ電子版
■書評掲載情報
■編集部リレーコラム(第二編集部・大槻)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)
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■新刊のお知らせ
『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』
鎌田實 著 (5月20日発売)
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■これから出る本のお知らせ
『絵本の春』
泉鏡花 著/金井田英津子 画 (6月11日発売)
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■今号のイチオシ電子版
『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』
花田菜々子/北田博充/綾女欣伸 編(2016年12月13日配信開始)
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オリジナルの「書評」を本と一緒に売る本屋。
死者のために選書する本屋。
作家ゆかりの地を巡る本屋列車。
政府に目をつけられないように、毎日名前を変える本屋。
忍者屋敷カフェの本屋……。
本書は「まだどこにも紹介されたことのない」日本全国のおもしろ
どれも聞いたことのない書店名ですが、それもそのはず。これらは
コロナの影響で多くの書店が休業を迫られるなか、ネット書店で本
ところが、頼みのアマゾンでは生活必需品の発送を優先するため、
そんなときだからこそ、単にモノを売るだけでなく、今を生きる人
本書の中で「BUNSHIMURA!」を執筆した、「本は人生の
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■書評掲載情報
○『銀河の片隅で科学夜話』(全卓樹 著)
5月16日付・日本経済新聞読書欄にて、ご高評いただきました。
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5月16日付・東京中日新聞読書欄「新刊」コーナーにてご紹介い
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■編集部リレーコラム
こんにちは。第2編集部の大槻です。いかがおすごしでしょうか。
このところは教科書の発送のお手伝いで出社するほかは
私たちは基本的に自宅作業となっております。
(す)さんとは、ときどきzoomで話しています。
ゴールデンウィーク何してた?という話になりました。
私はいつもは佐渡ヶ島を歩いたり大島を歩いたりしているのですが
今年はどこにも行けず、こんなときこそ古典(トゥキュディデスと
読もうと思いつつ、なんとなく本を読んだり映画を見たりする気に
どうしようかなと思っていたら、
(す)さんより、「(お)さんはなにか作ったら?
昔、お父さんのパジャマで作ったのを服につけて来てたじゃん」
というアドバイスがありました。
そういえばそうだったな、と思い出しました。
そういえば、13年くらい前は、父親の古いパジャマを縫い合わせ
何だかよくわからないもの(コサージュ的なもの)を服につけて出
よし、ゴールデンウィークはなにか作ろう!と思い、
しかし手芸店は閉まっているので、
百円ショップでフェルトや刺繍糸や毛糸を買いこんで
『フェルトでつくる大人の花101』という本なども買って、
スミレとかバラとかを一生懸命作っていました。
小さく切るのがかなり大変で、1つ作るのに3時間はかかります。
散歩していても、花が気になり、写真を撮ってしまいます。
そして、どういうわけか、(す)さんも、花の写真をいっぱい撮っ
春だからか、花がブームのようです。
私はそのうち、アンデスの組紐とかキリム(中東の織物)とかが気
最近刊行された、
『組紐-ジグザグのマジック-』もさっそく読みました。
https://www.livingculture.lixi
(この本の元になったLIXILギャラリーは、ほかにも面白い展
楽しみなシリーズでしたが、今回で終わってしまうそうです。)
組紐については、日本では映画「君の名は」に出てきた丸台を使っ
道具を使わず、ループを左右の手であやとりのように渡すクテ打技
西洋中世でも同様な finger loop braidingがあったり、
北欧には四方に穴をあけたカードをクルクル回して模様を作るカー
アンデスではまた素朴で面白い編み方があって投石機に使われてた
世界中にあるそうです。
いくつか作って遊んでみましたが、紐を行ったり来たりさせるだけ
どうしてこのような目もあやな模様ができていくのか、不思議で面
で、いまは、エコアンダリヤで編むカゴバッグ、というのを編んで
こないだの土曜日は、12時間編み続けたら、手がつって、
それ以上続けることができなくなりました。
あまり一気にやるものではないのかもしれません。
百均の「貼る包帯」というのでテーピングしたところ少しマシにな
編み物ってけっこう修羅道なんだなと知りました。
最初ゆるめに編んでいて、途中で「まずい、形が変だ」と思い、
きつめに変えて、そのうちまた「まずい、きつすぎた」と思ってゆ
弥生式土器のような形になってしまい、
セレブに人気だというアルワコ族のモチラ・バックみたいな、バケ
「あの人、土器を肩から下げてる?」と言われかねない見た目なの
とりあえず完成させようと思います。
そろそろ本とか読みたいと思い、
titleの辻山さんが読売新聞で『銀河の片隅で科学夜話』と一
『海からの贈り物』(新潮文庫)を買ってきました。
https://www.shinchosha.co.jp/b
自分も飛行機乗りだった、リンドバーグの奥さんのエッセイ集だそ
これから読みます。
* * *
『銀河の片隅で科学夜話』、いろいろな方が紹介してくださってい
この時期に刊行になり、心配していたのですが、かえって、この時
と読んでくださっているようです。どうもありがとうございます。
余談なのですが、去年の話ですが、ちょっとした発見があったので
『銀河の片隅で…』も本になるし、いまさらだけど有名なファイン
『困ります、ファインマンさん』を手に取ったところ、
ファインマンさんの好奇心いっぱいでいたずら好きで溌剌とした精
特に、最初の奥さんのアーリーンさんとの逸話には感動しました。
それで、ほかのエッセイもみんな読んでしまいました。
ところで、私は、かなり、悪夢を見たり、金縛りにあいやすい体質
小学生ぐらいのときから、困っていたのですが、
大人になるとだんだん、そうなる機会も減っていき、
数か月に1回ぐらいの頻度になっていました。
でも、必ずなるというときがあって、それは、怖い映画を見た時で
『グエムルー漢江の怪物ー』を見た時も、『バニシング―消滅―』
悪夢と金縛りになりました。
ところがそのことをうっかり忘れて、怖いもの見たさで怖い映画を
ちょうど、ファインマンさんのエッセイを読んでいた時も、怖い映
悪夢というのは半分意識があるので、
「しまった…やってしまった…またこれだ…」と、なすすべなく、
「もしファインマンさんだったら、この悪夢も面白がっただろう」
ファインマンさんは、寝るときに、意識をどこで失うのかに興味を
いろいろ実験していたということをエッセイに書いています。
実は私も高校生ぐらいの時に同じことをしていたので、共感を持っ
「もしファインマンさんだったら…?」
すると、驚くべきことに、悪夢のあの禍々しい感じが、後退してい
ファインマンさん、ファインマンさん…と唱えるごとに、悪夢がひ
そして、ついに、完全に正常に目が覚めたのです。
これは偉大な発見をしてしまったと私は思いました。
ファインマンさんは悪夢に効く!
こうして発見をしたものの、しばらくして、そのことを忘れていて
アリ・アスター監督の『ミッドサマー』を見てしまいました。
私は前作の『ヘレディタリー―継承 ― 』(これもホラー映画です)は、
アンチキリストの戴冠って感じなところがかなり好きなのですが、
ミッドサマーについては、かなり引きずられる、気まずいところの
(しかし効かない人には全然効かないみたいです)、しかしこの話
それで、ミッドサマーを見た晩も、やはり、悪夢がやってきました
うーん、うーんと唸っていると、かすかに、
「そういえば…?」というきざしがみえました。
そうだ、こういうときは、ファインマンさんだ。
しかし読んだのが半年ぐらい前だったので、どうもおぼろげで、悪
ロスアラモスで金庫破りするファインマンさん、
チャレンジャー号事故の調査で作業員に話をきくファインマンさん
フェスティバルでボンゴをたたくファインマンさんなどを一生懸命
すると、一時優勢と思えた悪夢も、はじめは徐々にそして一気に、
追試に成功しました。やはりファインマンさんは悪夢に効きます。
これは普遍的な現象なのかどうかをぜひ知りたいと考えています。
もし、これをお読みの方で、悪夢に悩まされている方がいましたら
ぜひファインマンさんのエッセイをお読みください。
* * *
余談が長くなってしまい、すみません。
前回書きました(そして破棄していただきました)
福岡安都子先生の本については、増補新装版が明日発売になるとの
http://www.utp.or.jp/book/b507
そして、英語版についてのものですが、木庭顕先生のご書評が、
『法律時報』の5月号に、
「基本的人権へのもう一つの道
――A. Fukuoka, ●The Sovereign and the Prophets●に寄せて」
と題して掲載されております。
こちらもあわせて、ぜひどうぞ…!
■Webマガジン「あさひてらす」
朝日出版社のWebマガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
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・CNN English Express-編集部が見た等身大のアメリカ/稀代の建築家 フランク・ロイド・ライトの自邸に潜入
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・家ごもりヘロヘロ日記[第2回]/末井昭
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・同時通訳者 橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ!」/「縁の下の力持ち」
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■あとがき(編集後記)
営業部の橋本です。
長めの小説を集中して読むことができず、エッセイや詩集を開く日
コミックももっと読みたいのですが、以前のように本屋さん通いが
(『鬼滅の刃』は最新刊20巻を発売日にゲット。はや次巻がたの
伊藤比呂美さん『道行きや』(新潮社)、くどうれいんさん『うた
ともにエッセイなのですが、を読み進めています。
あしたには読み終えてしまいそうなのですが、おふたりの日々が文
気持ちが安らかになったり、いまの自分が一日いちにち感じている
綴りたいという意欲が湧いてきます。
伊藤さんは自分よりふた回り以上、工藤さんはひと回りちょっと下
それを言葉にする力に感嘆し、こんないいものが読めるのなら日々
小社の本も読者の手元まで届くよう、努めていきたい。
場を構えてくださっている書店さんにあらためて感謝申し上げたい
* * *
朝日出版社メルマガ第50号、最後まで読んでくださりありがとう
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろ
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