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朝日出版社メルマガ 第56号(2020/08/19発行)

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朝日出版メルマガ 第56号(2020/08/19発行)


今号のコンテンツはこちらです。

■重版決定!
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム(第五編集部・藤川)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)

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■重版決定!

『絵を見る技術』
秋田麻早子 著 ☆10刷決定!
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011110/

『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』
鎌田實 著 ☆4刷決定!
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011776/

『本の読める場所を求めて』
阿久津隆 著 ☆2刷決定!
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011875/


■今号のイチオシ電子版

『洪道場のAI定石辞典』
小池芳弘五段 著/山田真生師範 著/洪道場 監修
(2020年8月3日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/25550119900000000000/

藤井聡太棋聖は、はたして史上最年少で二冠と八段昇段を達成できるか?!――と話題に事欠かない将棋界ですが、
実は、囲碁界でも新たな時代の始まりを予感させる若手台頭で注目を集めているのが、
2019年10月に最年少の19歳11カ月で7大タイトルの一つ、名人を獲得した芝野虎丸九段です。
この芝野虎丸九段をはじめ、次世代のプロ棋士23人を輩出、5歳から70代までの約30人が通う道場が、
韓国出身の洪清泉(ホンセイセン)四段が主宰する「洪道場」です

2005年に初めて将棋AIが現れ、2010年からはプロ棋士に勝利。
そして、ついに2016年には韓国のトッププロ棋士の李九段との対局で、グーグルのアルファ碁が圧勝。
囲碁界には大きな衝撃が走りました。
こうしてプロ棋士を凌駕するAIが登場することで、囲碁の勉強方法も大きく変わってくるなか、
数々の定石を一冊にまとめたのが本書です。

監修を務めた洪道場の洪清泉四段はまえがきの中でこう語っています。
「この定石の本はAIが出てからいろいろ作られたものをまとめた本です。
洪道場師範山田真生氏や小池芳弘五段が丁寧に作ったのできっと皆さまの役に立つと思います。
本の定石を使うか使わないかは皆さまにお任せします。自分に合わないものをあえて使う必要はありません。
私は『なるほど、そういう手もあるんだな』と思うだけでも勉強だと思います。
昔から一冊で一つだけ得るものがあれば大成功だと思いながら勉強してきました。
一番大事なのは囲碁を楽しむことだと思います。世界に一つだけの自分だけの碁を打ってみてください。」 

はたして人間はAIを超えられるのか――。その答えを見つけるヒントが本書には隠されているかもしれません。
ウェブマガジン「あさひてらす」でも、「洪道場の白黒さんぽ」が好評連載中。
ぜひ、こちらもご一読ください。
https://webzine.asahipress.com/categories/707


■編集部リレーコラム

第五編集部の藤川です。

毎日、茹だるような暑さ。
でもここ数日は、夜に吹く風がほんの少し涼しくなったような気がします。
暦どおり、そろそろ秋を感じられる頃でしょうか。

というのも、本日8月19日。
なんと、俳句(ハイク)の日だそうです。
ネットで調べてみると、
語呂合わせにちなんで、 正岡子規研究者である坪内稔典氏が提唱し認定。
坪内氏は京都教育大学名誉教授で俳人。
夏休み中の子供たちにもっと俳句に親しんでもらいたいという想いを込めて記念日にしたようです。

ああ、だから先日会った友人の子ども(小学生)が俳句を作って詠んでくれたのか・・・!

「ゆかたきてふくろの中にきんぎょかな」
ーー「うん、凡人だね!!」

他人の子ども相手に、大人げない対応をした私は、今、このことを思いだし反省しています。

こんなとき、我らが夏井いつき先生ならば、
きっと教育者として、いち大人として、すばらしい言葉を贈るに違いないと思い、
今度、本をプレゼントしようと思います。

夏井いつき先生、最近はユーチュー婆(youtuber)としても、俳句の種まきをされていますね。

今週は、句会ライブを生配信するのだとか。

●「夏井いつきチャンネル」8月22日(土)の午後
https://www.youtube.com/watch?v=Pj37tfKeLs8

そして、我がの「おウチde俳句大賞」決定・授賞式も、来月9月20日に開催する予定です。

●「夏井いつきチャンネル」より「おウチde俳句大賞」について
https://youtu.be/rn9cxc4Th1c

常に「俳句に何が出来るのか」を問い続けている、夏井先生。
以下に、先生のお言葉をお借りして、今日という俳句の日を過ごしたいと思います。

「最初の頃は「俳句を上手に作らせる」ばかりを考えていたのですが、
やがて私の句会ライブは「俳句を使って何を学ばせるか」という方向に変わっていきました。
俳句で身につけることができる力の一つに「想像力」があります。
俳句って短い。
だから、作者が見た光景、作者の思い、作中人物の状況、時代背景など様々なものを、
まるで眼前にあるかのようにありありと想像をすることで、鑑賞が深まる。
俳句を解釈鑑賞することで、リアリティのある想像力が育っていくのです。
想像力は、思いやりの核でもあります。
いじめられている子は、今、どんな気持ちだろう。
うちの親も、ほんとはしんどいんじゃないか。
コロナに罹ってしまった人に、どう接してあげるべきなんだろう。
さらに・・・悪いと分かっているのに、なぜ人類は戦争するのだろう。原爆の日はどんなだったんだろう。
原爆の光の激しさはどんなだったか、どんな音だったか、どんな匂いがしたか。
俳句を通して身につけた五感の想像力は、「戦争はいけません」「いじめはダメです」的なスローガンとは違う、生々しい映像換気力を発揮するのです。
様々な場面を、リアリティをもって想像できる子は、他人へのいたわりの意味を知り、行動にうつす意志がうっすらと育ち始める。俳句にはそんな力もあるのです。」
(夏井いつきの「いつき組日誌」より抜粋:http://natsui-and-co.jugem.jp/ )

◎『夏井いつきのおウチde俳句』 https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255010878/


■Webマガジン「あさひてらす」

朝日出版のWebマガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
https://webzine.asahipress.com/

・優雅な貧乏生活/芭蕉の俳諧的生活(安田登)
https://webzine.asahipress.com/posts/3881
・答えは風のなか/ふるさとツアー(重松清)
https://webzine.asahipress.com/posts/3889
・文士が、好きだーっ!!/そうして鱒二へのLOVEは、終わらないのであった!(坂上友紀)
https://webzine.asahipress.com/posts/3929
・何を読んでも何かを思い出す/入院とバッタの脚(大塚真祐子)
https://webzine.asahipress.com/posts/3859


■あとがき(編集後記)

営業部の橋本です。
お盆前に開催された、滝口悠生さんと藤野可織さんによる対談を配信視聴しました。
大阪の本町・toi booksさんによる、『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』刊行記念イベント。

配信での有料イベントってそんなに参加したことがないのですが、
今回のものは翌日までは見逃し配信もされていて、とても便利でした。

意図を汲みかねたり、頭の整理が追いつかないときに見返すことができるのは配信ならでは。
もちろん、ライブ配信のみも多いですが、いろいろな方法があり勉強になります。

主催で開催した『本の読める場所を求めて』刊行記念・阿久津隆さん×菊池良さん配信イベントも京都や宮城など、全国各地から視聴参加いただきました。

その場に居合わせることで得られるものはかけがえないですが、世界中からアクセスできるのはすごく可能性が広がると思います。

今後は、ハイブリッド型というのか、絞った人数での現場参加と配信の組み合わせが定着していくのかもしれません。

厳しい暑さがつづきます。皆さま、どうか体調に気をつけて日々お過ごしください。

 * * *

朝日出版メルマガ第56号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。
 → info@asahipress.com

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