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朝日出版社メルマガ 第35号(2019/09/18発行)

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朝日出版メルマガ 第35号(2019/09/18発行)


今号のコンテンツはこちらです。

■新刊のお知らせ
■これから出る本のお知らせ
■重版出来!
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
■イベント情報
■編集部リレーコラム2(第二編集部)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)

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■新刊のお知らせ

『公の時代』
卯城竜太(Chim↑Pom)+松田修 著(9月26日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011356/


■これから出る本のお知らせ

『CNNニュース・リスニング 2019[秋冬]』
「CNN ENGLISH EXPRESS」編集部 編(10月5日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255011370/


■重版出来!

『絵を見る技術』 ☆5刷!
秋田麻早子 著
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011110/


■今号のイチオシ電子版

『猫庭ものがたり』
手島姫萌 著(2019年9月11日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011363/

全国で1年間に殺処分される犬や猫の数はどのくらいだと思いますか?
2018年11月に環境省から発表されたデータによると、2017年に自治体の保健所や動物愛護センターに
引き取られた犬猫の数は10万631匹、そのうち4万3227匹が殺処分されました。

自治体などの返還・譲渡の取り組みによって、10年前に比べるとその数はかなり減ってきましたが、
それでも引き取られた約43%の犬や猫がやむなく殺処分されているのが現状です。

本書は、山口県山口市にある「てしま旅館」の次女で小学6年生の手島姫萌(てしまひめも)さんが、
旅館を営む“猫ぎらい”の父親を説得し、小学校1年生のときに河原で拾った猫を家で飼うところから、
猫の里親を見つけるまでのエピソードを綴った写真エッセイ集。

実は、全国の中でも殺処分数のワーストランキングの上位に名をつらねているのが、山口県なのです。

一匹の捨て猫との出会いをきっかけに、山口県の殺処分ゼロを目標に掲げてクラウドファンディングに挑戦。
2016年6月、旅館の中庭に保護猫シェルター「猫庭」(https://neko-niwa.com/)が完成しました。
現在は、平均して年間100匹の猫ちゃんの保護と、新しい家族へと譲渡を続け、命を繋いでいます。

著者の手島姫萌さんは、この「猫庭」の館長さん。小学校から帰ると、掃除や餌やりなどの世話、そして猫の健康チェックが日課。
休日には旅館を訪れた人や譲渡会に参加した人たちに猫庭を案内したり、インスタグラムやYouTube「箱庭ちゃんねる」で一匹ずつ猫の特徴をPRしたりと大忙し。

一匹でも多くの猫を救いたい。そんな思いから始まった猫庭と館長の歴史がぎっしりつまった物語をより多くの人たちに知ってもらいたい――と、
現在、9月24日まで14日間の日程でクラウドファンディングも実施中です。
https://readyfor.jp/projects/nekoniwastory


■編集部リレーコラム1(第五編集部)

第五編集部 藤川です。

先日、「篠山紀信展  写真力 THE PEOPLE by KISHIN The Last Show」を観に行ってきました。
(水道橋・東京ドームシティ Gallery AaMoにて9月5日(木)~10月27日(日)まで開催)(会場公式サイト:https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/shinoyamakishin.html

7年間に渡り、全国32会場を巡回した展覧会の最後の会で、もうすぐ累計100万人を超える来場者になるそうです。

その数字だけでも驚きですが、それ以上にびっくりなのが、
時代の先端を撮り続けてきた篠山紀信さんの、選び抜かれた傑作揃いの写真の数々。
書籍や新聞、ネットなどで観たことのある作品も、巨大サイズに引きのばされると、やはり違うものですね。

写真のことは全然わからないけれど、
あまりの大きさに、そもそも昔の写真もこんなに大きくすることができるのか!と驚きました。
そんなに昔ではないのかもしれませんが……

昭和、平成、令和と、その時代の有名人が撮られ、そういう意味では時代を感じさせますが、写真そのものはまったく色褪せず、古臭さなどの〈時代〉を感じさせない。
ダイナミックで迫力ある空間に展示され、視覚だけでなく、五感全てを刺激するような、「体感する写真展」でした。

「ヌード」「歌舞伎」「相撲」など、そこには写真でしか創り出せないものがありました。

事実や現実的な要素が多い写真に、そのようなアートとしての価値が付加され、現実と虚構の間を行き来するような作品を生み出す篠山さんが、
自身の写真集を見ながらポツッと放った一言。

『海外の人は「日本人のヌードが子どもに見える」って言うんだよ

芸術か、わいせつか。
よく議論される話題です。

日本において「ヌード」の概念変えた篠山さん。
法律とモラルの狭間で揺れ動いてきた文化としての問題を含むその言葉に、一層の重みを感じました。
「裸」と「ヌード」の違いが明解でないように、その境界はあいまいで、時代によっても揺れ動くもののような気がします。

知られざる真実や事実を伝えることができ、そして人の心を動かし、世界を変える力がある。

そんな写真のパワーを体感できる同展に、ぜひ足を運んでほしいと思います。


■イベント情報

○「本のまち八戸ブックフェス 2019」
9月21日(土)、青森・八戸にて開催! 朝日出版もはじめての出店です!
https://8book.jp/bookcenter/2403/

○「志津発の本のお祭り・本気BOOKフェス 2019」
10月5日(土)、千葉県佐倉市・志津図書館前にて本を通した地域交流イベントが開催されます。
朝日出版もブース出店しますので、ぜひ皆さまご予定ください!
https://www.library.city.sakura.lg.jp/viewer/info.html?id=223

○「円頓寺 本のさんぽみち」(名古屋)
10月26日(土)・27日(日)、名古屋で最も古い商店街の一つ、円頓寺商店街が「本の商店街」になります。
昨年に続き、朝日出版も両日ブース出店します!
https://hon3pomichi.localinfo.jp/


■編集部リレーコラム2(第二編集部)

こんにちは。第二編集部の鈴木久仁子です。
9月半ばになり、だいぶ涼しくなりました。いかがお過ごしでしょう。

先日の台風15号による被害が大きかった千葉などの地域で、復旧がなかなか進んでいないとのこと、
朝日新聞では、これを書いている9月13日の金曜、千葉県内の、午前7時時点で約2万7千戸が断水、
 午前10時すぎの時点で約19万8600戸で停電が続くと)
大変なことや不便なことが多いと思いますが、どうぞ、お気をつけてお過ごしください。

会社の1階で、営業部の長部(おさべ)さんという人と、成田にあ会社倉庫の状況について話したとき、
「震災のとき、断水とか計画停電、あった?」と聞かれ、ううん、私が住んでるところはなかったと話して、

あ、そういえば、実家の仙台で、電機やガスが止まった時、なんて言ってたっけ?……
と、ふりかえってみたのですが、どうしてでしょう、
父親は「炊き出しがまずい」と言い、母親は、ボランティアか町の当番か
マイクを使ってなにかをアナウンスしてまわるのが恥ずかしいと言ってたことくらいしか思い出せません。 
どういうことが起きて、そのときなにに困ったか、具体的に聞いていなかったので、 
来月、父方の祖父(7回忌)と祖母(1周忌)の法事で帰省するときにでも確認しておこうと思います。

  *

最近のテレビドラマでは『凪のお暇』も面白い(13日発売6巻購入)し『ルパンの娘』にも目が釘づけですが、
出ている人たちが良いなぁ、ここに混ざりたいなぁと思うのは、『これは経理で落ちません!』です。
https://www.nhk.or.jp/drama/drama10/keihi/

石鹸メーカー「天天コーポレーション」勤務、お金がぴったり合うことに働く喜びを感じる、
真面目一本槍の経理部員、多部未華子さん演じる森若沙名子(もりわか・さなこ)が主人公で、

経費精算が適切であるかのジャッジや提案を、理路整然と、かつ、表面ではなく、
相手の仕事の中身をつかんだうえで説明する姿は、まっすぐでやわらかさもあり、見習いたくなりますし、

それと、いろんな顔を見せてくれるところ、
無理やり笑顔をつくったときの奇妙な顔、泣くときのへの字型口、
ここでは文字にしませんが(森若さん本人は意図的ではなく)とんでもなく可愛いことをするのです。
私はこれまで、多部未華子さんの魅力を知らずにいたんだと思いました。

そんな森若さんを好きになり、アタックしつづけ、2週前の放送から付き合い始めた、
営業部の若手・山田太陽という好青年を、重岡大毅さん(ジャニーズWEST)が演じていますが、
重岡さんは、ある映画でも(ごめんなさい)この人だけは良かったということがありました。

どんどん近づいていくけれど、圧の強すぎないちょうどいい塩梅、
張り切っているときと、ちょっと反省しているときの顔、人と向き合うときの表情、
初めて森若さんの愚痴を聞くとき、嬉しくてハハッと笑い声をあげながら聞くところ、

(…こういう話題は、年齢差は置いて聞いてください)好きな異性のタイプというより、
もし自分が男の子になるとしたら、こんなふうになりたいかなぁ(無理だけれど)と感じる人です。

私がいつも応援している、表情豊かな白い餅みたいな(←こう言われたら嫌ですかね)伊藤沙莉さんも
安定の、あなたがいてくれて嬉しい感で、経理部をにぎやかにしてくれています。

会社の大事なお金を、必要なところで適切に使う、それをきっちりやることの大切さ、
持ち場、自分の役割を丁寧にまっとうすることが全体をよくするのだ、ということが伝わってくるドラマです。

  *

8月、アップリンク吉祥寺で、原一男監督の『ゆきゆきて、神軍』の1週間の上映があり、
8月10日(土)の上映後には、原監督と末井昭さんとの対談がありました。

原監督は、末井さんの『自殺会議』という本で、息子さんの自殺のことを話してくださっています。
https://twitter.com/asahipress_2hen/status/1131504300226572288/photo/1
どうしたら売れるのかなということで常に頭いっぱいの私は、本を持って参加。
上映後、『自殺会議』チラシをお客さんに配らせてもらい、5冊しか持っていけなかった本は、すぐに完売しました。

満席の会場には若い人がたくさんいて、「今日初めて観た人」と聞かれたとき、半数以上の人が手を挙げていました。
デジタルリマスター版での上映は、日本ではここが最初だったようで、色がきれいです。

『ゆきゆきて、神軍』は、前に一度、DVDで観ていました。
私は、映画を複数回観るというのが苦手で、これならいけるかな…という種類の映画で、時々やってみるのですが、
『ボヘミアン・ラプソディ』も二回目はやはりだめで、どうも心がシーンとしてしまうんですね。
一回目の感覚も薄れてしまうので、できればやりたくないのです。

ですが、『ゆきゆきて、神軍』は、二度目も面白かったというか、最初に観たときとは違うことを考えました。

『ゆきゆきて、神軍』は、1987年公開の映画ですが、その紹介は、末井昭さん『自殺会議』より引用を。
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奥崎謙三さんという人は、神戸のバッテリー屋さんですが、天皇の戦争責任を追求する過激なアナーキストでもあります。
僕はこの映画が公開される十五年前、奥崎さんが書いた本『ヤマザキ天皇を撃て!』を読んで、
奥崎ファンになっていました。

奥崎さんは、一九六九年の皇居一般参賀のときに、天皇に向けてゴムパチンコでパチンコ玉三発を射って捕まりました。
『ヤマザキ天皇を撃て!』は、その裁判のために獄中で書いた陳述草稿を本にしたもので、
天皇の名で召集されて戦争に行った自分たち日本兵が、どんなひどい目にあったかが詳細に書かれています。
ちなみに奥崎さんは、このパチンコ事件の前に不動産業者を刺殺して、大阪刑務所に十年間服役していたこともあります。

『ゆきゆきて、神軍』は、戦争中、奥崎さんが所属していた隊で起きた処刑事件の真相を解き明かすことを目的とし、
処刑(その人肉を食べるため)に関与した元隊員たちを奥崎さん自身が探して追い詰め、
ときには相手に殴りかかり、ときには相手から首を絞められ、ときには奥崎さん自らヤラセをやるなど
虚実入り混じった、ドキュメンタリーの定石を崩すような過激でおもしろい映画でした。

----(『自殺会議』「自殺した息子に対して加害者であるという意識を持ち続ける映画監督」章より)----

太平洋戦争のとき、兵士としてニューギニアにいた奥崎さんは、かつての上官、戦友たちを訪ね、
あの戦場でなにが起こったのか、しつように追及していきますが、誰もが処刑事件については口をつむぎます。
ただ、その過程で、現地に住む人たちや白人兵士の人肉を食べたことは、ぼろっと話に出るようになるのです。

末井さんは、追及されている人たちと比べて、奥崎さんには嘘がない、奥崎さんを爽やかに感じたと
(寝坊して、トークの後半で登場した)原監督は、私は奥崎さんが爽やかとはとても言えないとおっしゃっていました。


私は、前に観たときには気づかなかったのですが、この日、はじめて、
あ、もしかしたら、うちのおじいちゃんも食べていたかもしれないと思ったんですね。

奥崎さんの話によれば、現地の人たちなどの人肉(白ブタ、黒ブタなどと呼ぶ)を食べることは、
敗戦1年前から起きていて、自分は3年前に捕虜になったから、そういうことをしなくて済んだということでした。

6年前に死んだ私の父方の祖父は、奥崎さんと場所は違いますが、ガダルカナルから生きて帰ってきた人で
捕虜になったとは聞いていません。

あてはめると、可能性としてあるんだな、と気がついたら、
奥崎さんに問い詰められて、本当のことを言わない人たち、「話さないほうがいいんだ」と泣きながら言う人たちが
一回目に観たときとは、すこしちがって見えました。

戦争の本を担当しているので(生きているうちに)祖父の話を聞いたほうがいいよな…ということは、
ずっと思っていたのですが、1ミリも気がのらなくて、聞かないままでした。
だから何もイメージできません。

   *

少し前のことになりますが、6月29日(土)、東海テレビ「Home 闇サイト事件・娘の贈りもの」の上映と
https://www.tokai-tv.com/home/
この番組の助監督・繁澤かおるさんと森達也さんが明治大学でお話するというイベントに行きました。

(これまで、このメルマガを読まれたことがある方は知ってくださっているかもしれませんが、
 私は、森達也さんの『死刑』という本を担当しています)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255004129/

東海テレビは、『ヤクザと憲法』『人生フルーツ』『死刑弁護人』『裁判長のお弁当』など
切り口が面白いドキュメンタリー作品を精力的につくっているチームです。
(『ホームレス理事長』が面白いと聞きましたが、まだ観られていません)
http://tokaidoc.com/program/

「Home 闇サイト事件・娘の贈りもの」は、事件直後までを再現ドラマで、
その後を、被害者のお母さん・磯谷富美子さん、
そして、神田司元死刑囚(2015年6月25日執行)の周辺を取材するドキュメンタリーで構成しています。

「死刑廃止フォーラム90」主催のイベントで、こういう会に集まるのは、だいたい同じ顔ぶれになるのですが、
この日は、いつもより、いろんな人が来ているようでした。

質疑応答で、「山の中に遺体を遺棄したという報道があったけれど、山の中じゃない、
本当に道路のすぐそばなんだ」と話した人は、現場近くに住んでいて、
事件後の整備などを手伝い、その後、被害者の母親の磯谷さんと関係ができて、サポートしていたようですが、
その人は、この事件に関わってから、自分は死刑廃止のほうに考えが変わったと話していました。
(それがどうしてかはわかりませんでした)

質疑応答の後半、ひとりの女性が手を挙げて、私の娘も18年前に殺されたんです、と言いました。

再現ドラマでは、どうしてステレオタイプな、型通りの描き方をするんですか?
(被害者の母親役を演じる斉藤由貴さんが、警察で事件のことを聞いたときの演技を指して)
なにが起きたか知ったとき、家族はあんなふうに泣いたりしない。
私は数年間お寿司を買えなかったんですよ。
最近、がんになって、これで死ねると思ったら、初めて安心して、こういう集まりに参加したりできるようになった。
がんの治療をしなければよかったと後悔していますけど、などと
(そして、加害者の家庭環境をどうしてあんなふうに描くんですか
あの環境だからああなるわけじゃない、というようなことを)
すこし強い口調で話していました。

その場が一時、シン…となって、森さんは、
再現ドラマ部分がステレオタイプだという批判は当たっているかもしれないけれど、
でも、当然のことですけど、被害者遺族にもいろいろな人がいますよね、と。
まあ、それはそうだし、そういう答え方になるかなぁと思いました


会のあとの帰り道、京王線の電車に乗ろうとしたら、あのとき発言していた女性が同じ車両に乗るのを見ました。
その人は、シンポジウムに一人で来ていたようでした。

ちょっと迷ったのですが、新宿駅で乗り換えるとき、肩を指でぽんと叩いて
あの、さっきの会で発言された方ですよね、お話聞けてよかったです、と声をかけたら、
「18歳だったんです」と急に言われました。

それから乗り換え通路で、短い時間、立ち話をしたのですが、
その人は、小林聡美さんをもう一段短いショートカットにして、ちょっと年上にした感じの
明るい声でおしゃべりする、気さくな話しやすい人でした。

18歳の娘さんが亡くなったのは、飲酒運転の交通事故だったこと
拘置所へ2回、加害者に会いにいったら、拘置所の職員に「2回も来るなんて」と文句を言われたこと。
アルコール依存症の会に参加して、
「犯人の人にはしあわせでいてほしい。しあわせだったら飲酒運転なんてしないと思うから」
と話したんだということなどを聞きました。

私は「再現ドラマ部分は、私もどうかと思いますよ。私ドラマが好きなんで(甘い点はつけられない)」
と言ってから、
でも、がんになって、安心して、それで色んなところに行けるようになったって、不思議、
ほんと、なにがきっかけになるかわからないですね、私は治療して良かったと思いますけど、
それで、今日、来たのはどうして?、と聞いてみたら、

森達也さんの『A3』(麻原彰晃とオウム事件を描いたノンフィクション。第33回講談ノンフィクション賞受賞)
の無料公開版を読んだとおっしゃり、
https://twitter.com/MoriTatsuyaInfo/status/1135346260695642112
森さんのツイッターかなにかで今日のイベントを知ったと言います

そうだったんですか、あれをよく読みましたねぇ、と私が言ったら
『A3』は、わかるところと、納得できないところがあるとおしゃっていて、
それはそうですよ(あ、私は『死刑』という本の担当編集なんです、と自己紹介)

「『A3』ということは、1と2があるんですか?」と聞かれたので、
本じゃなくて映画がある、面白いですよと薦めましたが、「無料じゃないんだったらな~」と言っていて、
無料公開って、こういう良いことあるんだと知りました。

連絡先を交換して、お話ししてくれたこと、ネットでつぶやいたりしても大丈夫ですか、
(今日の会に来ていた人で、私が伝えられるのは、森さんと知り合い数人だけだけど)と確認、
「全然いいですよ、私、ミクシィでいっぱい書いてますから」、と教えてもらってお別れしました。

まだ連絡はできていませんが、いつか立ち話じゃなく、お茶でもしながら、お話聞いてみようと思います。


このポップは(SNSをやっている担当著者が二人だけで、お二人につぶやいてもらいました)
https://twitter.com/MoriTatsuyaInfo/status/1171949021415395328
https://twitter.com/sueiakira/status/1169190690674245632

亜紀書房さんとの共同フェアで書いたものです。
計60冊、それぞれの担当がPOPを書いていますので、全国の書店さんで、ぜひご覧ください。

また取り留めなく長くなってしまいました。

最近の編集部ニュースは、Instagramのアカウントを、編集部の〔お〕さんがつくってくれたことです。
パスワードを教えてもらって、1週間後くらいに覗いてみたら、いくつか投稿があり、フォロワー2名でした。
いまは30人くらいです。
https://www.instagram.com/asahipress_2hen/?hl=ja
(私が使っているスマホは、高齢者向けのシンプルスマホで、容量が少ないのでしょうか。
 もう何もダウンロードできない、Instagramのアプリもダウンロードできなくて、
 まだ自分では投稿できず、パソコンからの投稿のやり方を調べているところです)

最近観た映画は、『ブラインドスポッティング』(あと3日で保護観察期間が終わる元受刑者の黒人コリンと、
黒人になりたい、問題行動ばかり起こす白人のマイルズ、その幼馴染二人の関係を軸に描かれる映画で、
白人警官の発砲射殺事件をコリンが目撃するところから始まります。ユーモアと複雑さと緊迫感。お勧め)
http://blindspotting.jp/
これから観る予定の映画はたくさんありますが、まず『工作』を観る予定です。
http://kosaku-movie.com/

秋、良いお天気の日が、多めにつづくといいですね。みなさん、気持よくお過ごしになられますように。


■Webマガジン「あさひてらす」

朝日出版の Web マガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
https://webzine.asahipress.com/

・英語学習お悩み相談室/Q.15「英語で小説を読んでみよう!」、Q.16「自然な英文を書くにはどうしたらいいの?」
https://webzine.asahipress.com/posts/2489
・英語にないなら作っちゃえ!/橋本美穂は「長いものには巻かれろ!」をこう表現した!
https://webzine.asahipress.com/posts/2351
・ボケないための中国文字謎 入門講座/2(ツー)ヒントだと難しい
https://webzine.asahipress.com/posts/2474
・洪道場の白黒さんぽ/棋士インタビュー 一力遼竜星 五藤眞奈初段
https://webzine.asahipress.com/posts/2405


■あとがき(編集後記)

営業部の橋本です。

9月15日の日曜日、新大阪へ向かうのぞみ車内でこのあとがきを書いています。
今回は七泊八日と長めの旅+出張。関西方面の書店さんや大学生協さん、販売店さんなどをお伺いし、来週土日には八戸へ行きます。

おひさしぶりですもはじめましても、どちらも大切であり嬉しいこと。
体調管理に気をつけつつも時間あるかぎりすこしでも多くの場所に出合い、ひとと出会いたいと思います。

関西では本町のtoi booksさん、豊中のblackbird booksさん、京都の開風
待賢ブックセンターさんを初訪問する予定で、いまからたのしみでなりません。

Twitterでレポートしているはずなので、みてみてくださいね。

八戸は「本のまち八戸ブックフェス」出店が主目的。
お世話になっている書店員さんが何人もいらっしゃるのに、お伺いできておらずずっと不義理を悔いていたので、念願です。

全国各地で開催されるようになったブックフェスですが、もちろんその地によって雰囲気や内容は異なります。

来場者や出店者と本を媒介として話ができること、なによりありがたいです。
そして季節は食欲の秋! おいしいものもたくさん食べたいな。

 * * *

朝日出版メルマガ第35号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。
 → info@asahipress.com

 

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