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朝日出版社メルマガ 第91号（2022/4/6発行）
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朝日出版社の一般書を中心としたメールマガジン、第91号をお送りします。
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今号のコンテンツはこちらです。

■新刊のお知らせ
■重版出来！
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム（臨時代走：経理部・Ｔ）
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき（編集後記）

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■新刊のお知らせ

『CNNニュース・リスニング 2022［春夏］』
「CNN ENGLISH EXPRESS」編集部 編（4月9日発売）
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255012735/


■重版出来！

『図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣』
鎌田實 著　☆11刷出来！
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011776/


■今号のイチオシ電子版

『はじめての明晰夢　夢をデザインする心理学』
松田英子 著（2021年10月30日配信開始）
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012537/

現実世界で待ち受けているのは、少子高齢化、増税、物価高騰。さらには、頻発する自然災害や未曾有のウイルスによるパンデミック……。もはや将来に「夢」を抱きにくい現代社会で、寝ている時ぐらい夢を楽しみたい！と思ったことはありませんか？

毎日が忙しく、睡眠をただのルーティンとしてこなしている人も多いことでしょう。でも、実は毎日の眠りには、生活をよくするチャンスがたくさんころがっているのです。

夢をみている最中に、「いま自分は夢をみている」と自覚でき、その後の夢の展開を自分の思いどおりにコントロールできる夢のことを「明晰夢」といいます。本書は、公認心理師・臨床心理士である著者が、昨今のさまざまな研究結果をもとに明晰夢の体得をめざし、眠りと夢の仕組みを夜ごとひもとく「明晰夢」の初の入門書です。

まずは、睡眠と夢の仕組みを知る第一ステップ、そのうえで夢みる人のパーソナリティや夢として表れる感覚や情動、眠りと夢の関係についての理解を深める第二ステップ、そして最後のステップでは、実践編として入眠前、睡眠中、覚醒後の順に、先人たちが編み出した明晰夢をみるための技法について紹介するという三つのステップで「明晰夢」を分析します。

ちなみに、この本を書き上げたときに著者がみた夢は……、なんと！ 今年も残念ながらグラミー賞を逃してしまったK-POPアイドルグループBTSのVの夢だったそうです。BTSがまだ若い頃の巡業ツアーに同行し、出番直前のVのルイ・ヴィトンのモノグラフ風の白いジャケットに、アルファベットやら図案を色とりどりのマーカーで書いて仕上げるというもの。なんだか、想像するだけで幸せな気分になれそうな夢です。

巻末には、「夢に表れたモチーフが一体どこからやってきたか」を分析できる、夢分析日記シートも収録！
ウェブマガジン「あさひてらす」で好評を博した「夢をデザインする―夢の世界の住人―」の待望の単行本化。下記よりウェブマガジン時の第一夜と第十五夜が購読できます。
https://webzine.asahipress.com/posts/2407


■編集部リレーコラム

今回の臨時代走、経理部のＴです。

ぶーちゃん（ミニチュアダックスフンド・オス・15歳1か月）の脾臓に異変が見つかったのは先月のこと。
腹部エコー検査の際に過形成と思われる影があると言われる。
問題はその大きさで何と4cm近く！ 一年前の検査では異常なしだったはず、この一年でこれ程大きな腫れ物が見つかるなんて想像すらしてなかった。

先生の話だと脾臓の腫れ物は良性悪性に限らず、破裂して腹部内で大出血する可能性があり脾臓摘出しか対処方法は無いとの事。
とは言えぶーちゃんは15歳、果たして手術に耐えられるのか。それ以前に全身麻酔から無事に目を覚ましてくれるのか？

これまで大病とは無縁で過ごせてきたぶーちゃんは、元気一杯でご飯とお散歩をおねだりしてくる。
破裂の可能性があるからといって、今現在元気なぶーちゃんにメスを入れる事をしても本当に良いのだろうか？
可能性だけでいえば、このまま破裂せず天寿を全うする事だって十分にあるじゃあないか。

「手術する、手術しない」の考えが頭の中でずっと行ったり来たり、でもやっぱり破裂して苦しむぶーちゃんは絶対に見たくない…。最終的に手術することを選択する。

手術当日、車でお出かけと喜ぶぶーちゃんを連れていつもの動物病院へ。
病院を全く嫌がらないぶーちゃんは、待合室でしっぽ振りながら、元気一杯で他の犬たちに愛想をふりまいている。
こんなに元気ならやっぱり手術やめようか？ という考えが頭をよぎる…。

「ぶーちゃん」と名前を呼ばれ診察室へ。手術の前に再度のエコー検査、変わらず大きな腫れ物の画像をみて覚悟を決める。
やっぱり破裂して苦しむぶーちゃんを絶対に見たくない！ 先生手術お願いします。

副院長はいつもと変わらない優しい口調で手術の説明をしてくれた。
一通り説明を聞き終えた後、ぶーちゃんの額に自分の額をくっつけ「ぶーちゃんなら大丈夫だよ」と半分は自分に言い聞かせて診察室を退出する。

うん、ぶーちゃんならきっと大丈夫…。


『イヌの健康生活ガイド』（キャロル オズボーン）
https://www.amazon.co.jp/dp/4255000743/


■Webマガジン「あさひてらす」

朝日出版社のWebマガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
https://webzine.asahipress.com/

・リベラルアーツの散歩道 外国語と世界を歩く／思考のコピペに気をつけよう ―3つ目の「制約」
https://webzine.asahipress.com/posts/5692
・同時通訳者・橋本美穂の「英語にないなら作っちゃえ！」／「餅は餅屋」をこう表現した！
https://webzine.asahipress.com/posts/5607


■あとがき（編集後記）

営業部の橋本です。
新年度となり、今週は通勤電車や社の最寄り駅周辺でもフレッシュな雰囲気の方々を見かけます。

自分の娘も明日が高校入学式、息子は明後日に中学校入学式で、新しい環境でもどうか穏やかに、たのしく、つまづくことがあっても健やかに過ごしてほしいと心から願っています。

4月1日に施行された改正民法により成年年齢が18歳になったことを受け、書店店頭でも「大人になることを考える」「描く将来を実現させるために」「こんな社会を作りたい」などをテーマにした展開が見られます。

常に、世代を問わずに考えるべきことではありますが、いきなり“大人”になった当事者は戸惑いも覚えているはずです。そんなとき、道を指し示してくれるものの大きな一つはやはり本であると思います。

自社の本のなかでも、入社前に読んでいたもの、働き出してから刊行され読んだものがたくさんありますが、特に心に残っている文章を引いてみます。


〈私には、幸い、この世にたくさんのすばらしい友人がいる。歴史の中にもいる。そこには、この世では求めがたいほどにすばらしい人たちがいて、私の日常を、はげましたり、なぐさめたりしてくれているのである〉
『対訳 21世紀に生きる君たちへ』（司馬遼太郎）

〈如何に輝かしい伝統に基づいているのか、「こっちの水はあーまいぞ」理論と私は呼んでいるのですが、こっちのほうが明るいぞ、楽しいぞ、と見せつけなければ、説得できません。それしかない〉
『誰のために法は生まれた』（木庭顕）

〈だからこそ、私たち消費者は、政府や企業に対して、環境運動に参加し、対策を取るように求めなければならない。ひとりの小さなアクションであっても、束ねれば大きな力になる。消費者には、企業や政治の方針を変えさせるパワーがあるのだ〉
『Weの市民革命』（佐久間裕美子）

〈「マサオ、みんな働きたいのだから、一人でたくさん仕事をしてはだめだ」。これまで、もっと働けといわれたことはあっても、働くなといわれたのは初めてで、これまた驚きのひとつでした〉
『十皿の料理』（斉須政雄）

〈当然、その実験結果は、多くの場合、予想外です。だから失敗は大歓迎。うまく使ってもらえたら成功ということじゃない。むしろ、「あ、こんなうまくいかなさがあるんだ」っていうことをいくつも発見することが大事なのです〉
『だれでもデザイン　未来をつくる教室』（山中俊治）

〈自分がこれまで育んできた個性らしきものに閉じこもるな。大切なものだけれど、それは小さすぎる〉
『岐路の前にいる君たちに』（鷲田清一）


なんだか背筋がどんどん伸びてきました。
よき春にしたいですね！

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朝日出版社メルマガ第91号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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