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朝日出版社メルマガ 第36号(2019/10/02発行)

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朝日出版メルマガ 第36号(2019/10/02発行)


今号のコンテンツはこちらです。

■新刊のお知らせ
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
■イベント情報
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)

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■新刊のお知らせ

『CNNニュース・リスニング 2019[秋冬]』
「CNN ENGLISH EXPRESS」編集部 編(10月5日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255011370/

『仏教は日本にふさわしい宗教か』
外村直彦 著(10月5日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011394/

『自由で豊かな田舎暮らし、未来へ』
里山ジイジ 著(10月5日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011332/


■今号のイチオシ電子版

『[生声音声ダウンロード付き]マララ・ユスフザイ 東京演説&国連演説』
「CNN English Express」編集部 編(2019年8月9日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255007670/

昨年、たった1人で気候変動対策への抗議を始めたスウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんは現在16歳。
この9月23日にニューヨークで行われた国連の温暖化対策サミットでの「怒りのスピーチ」に注目が集まったが、
このたび「もう一つのノーベル賞」を受賞した。
これは、人権や環境保護などの分野で貢献した人物に贈られるスウェーデンの「ライト・ライブリフッド(正しい暮らし)賞」だ。

そこで思い浮かべるのが、彼女と同世代で史上最年少の17歳で2014年にノーベル平和賞を受賞した、人権活動家マララ・ユスフザイさんだ。
彼女は、タリバンの銃撃を受けても、ひるむことなく女性の権利と教育の大切さを訴え続けている。

本書は、世界中を感動させた国連演説「ペンと本で世界は変わる」のほか、今年3月に初来日を果たした際の東京演説の全文を加え、
2014年に刊行した『マララ・ユスフザイ 国連演説&インタビュー集』の改訂版。

だれでも理解できるようになる完全対訳と語注付き。MP3音声が無料でダウンロードできるので、彼女の生声をたっぷり堪能できます。


■編集部リレーコラム1(第五編集部)

第五編集部の綾女です。

『ジョアン・ジルベルトを探して』という映画を見てきました( http://joao-movie.com/ )。
ジョアン・ジルベルトは言わずと知れた「ボサノヴァの神様」ですが、
今年の7月にリオの自宅で亡くなった(享年88歳)ことが報じられたタイミング。

一般には「ギター1本でぼそぼそ唄う」スタイルが思い出されると思うのですが、
あの歌唱法と奏法はジョアンが若いころにバスルームに一人こもって日夜練習して編み出されたもの。
それが「ボサノヴァ(新しい感覚)」という新たな音楽の創成につながりました。

ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャーがジョアン・ジルベルトを探してまわった
旅行記『Hobalala』がこの映画の台本になっている(語学堪能すぎな監督のジョルジュ・ガショが
マークの足跡をたどるようにリオとその近郊をめぐる)のですが、ジョアンには結局会えないまま、
本の出版の1週間前に著者のマークは自殺。彼はなぜ命を絶ったのか、そしてジョアンには会えるのか。
その二つの「闇」がこの映画を支えています。

映画の中に流れる美しいリオの風景(いい感じに古びたビルやイパネマの海岸や山々)の中で、
ジョアンの様々な伝説が語られます。
今はほとんど自宅から出てこず、近くのレストランに出前を注文するためメニューを
毎日1時間近く電話で聞くけれど結局頼むものはいつも一緒(がっつり肉ごはんw)、などなど。
ジョアンの気配はいたるところにあれども、実物は一向にお出ましにならない。
それは一種の「神の存在証明」のよう。
でも、伝説のあのバスルームが青く画面に映し出されたときにはもうそれで十分な気もしました。実在したんだ!

そして相変わらずチャラ男みたいなマルコス・ヴァーリも見られて満足。
真実なのか虚構なのか、その境界のうえに映画は幕を閉じますが、ジョアンがこの世からいなくなってしまったのは事実です。
でも僕は彼に一度会った、というか見たことがあります。
2003年の奇跡の東京初公演(ジョアン72歳。東京国際フォーラム。前の席は小野リサ)。
お約束のように1時間遅刻して始まったギターと歌声だけの濃密な時間(気持ちよすぎて途中少し寝ました、
すみません)がひととおり終わると20分間ほど壇上で眠ったようにうなだれるジョアン。
観客も「何?」「寝てんの? 死んだの?」などと思いつつ、沈黙。
あとで、彼は心の中で観客一人ひとりに感謝を捧げていた、とも言われましたが、まさにレジェントな時間でした。

後日、ジョアンの葬式の動画を見たのですが( https://www.youtube.com/watch?v=Vgh-yzP6zAU )、
代表曲の「シェガ・ヂ・サウダージ(想いあふれて)」の大合唱と大拍手と大ブラボーのなか
見送られる神様の白く鼻の高い顔は明るい幸せに包まれていました
と同時に、一人の書き手(いや、他にもたくさんいるのかもしれない)を死へと追い込んだ「闇」が
永遠に扉を閉ざしてしまったようにも感覚される。
光と闇の音楽の神様。その神様が、カエターノ・ヴェローソと「べサメ・ムーチョ(たくさんキスして)」を歌う、この動画が僕は好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=SMvZNEt424g


■イベント情報

○「志津発の本のお祭り・本気BOOKフェス 2019」
10月5日(土)、千葉県佐倉市・志津図書館前にて本を通した地域交流イベントが開催されます。
朝日出版もブース出店しますので、ぜひ皆さまご予定ください!
https://www.library.city.sakura.lg.jp/viewer/info.html?id=223

○「BOOK MARKET in きたもと」
10月20日(日)、埼玉県北本市「きたもと秋の収穫祭2019」にてブックマーケットも開催されます。
朝日出版も出店いたしますので、ぜひお立ち寄りください!
https://www.anonima-studio.com/events/news-20191001/

○「円頓寺 本のさんぽみち」(名古屋)
10月26日(土)・27日(日)、名古屋で最も古い商店街の一つ、円頓寺商店街が「本の商店街」になります。
昨年に続き、朝日出版も両日ブース出店します!
https://hon3pomichi.localinfo.jp/


■編集部リレーコラム2(第五編集部)

こんにちは、五編のにしなです。

最近は毎週末7時間ぶっ続けでボードゲームをする日々を過ごしています。

以前は4人用ボドゲをするにも、4人の人間を同じ時間・空間に集めることが非常に困難で、
受験生の妹に頭を下げながら入ってもらい、4人用のゲームをプレイのクオリティをごまかして
3人でむりくり遊ぶ日々を過ごしていました。
そのため、新しいゲームを買っても一緒に遊んでくれる人がいなく、ゲームが日の目を見ないことも多々……。

(プレイヤー繰りに困り果てて、女性無料の相席屋に行って、席についた男性たちに有無を言わさず
即時ボドゲに参加させるという非道な作戦を考えたこともあります、<ポケモン>で草むらで目が合うと
勝手にトレーナーとのバトルが始まるのと似たようなイメージですかね)

しかし、私の長年の地味な布教活動がじわじわと効を奏したのか、特に最近、
色々なコミュニティの知人からプレイの申し込みが殺到するようになり、
向こう一か月はボドゲをする人間に困らなさそうです。私史上、空前絶後の「ボドゲ・モテ」です。

しかも、毎回プレイメンツには、初対面の人たちが必ず含まれているのにもかかわらず
(私の幼馴染と私の大学の同級生とその彼氏とその友達…などなど)、
ボドゲというコンテンツはゲーム内容に集中さえすれば場が展開されていくので、一切気まずくなりません。
特に私のような、人間に会ってもその人の生活や近況に一切興味が無く
一切こちらから質問を投げかけないようなタイプの人間にはぴったりです。

この前道路のど真ん中でボドゲしたいな~と思いつき、銀座のホコ天に置いてある、
パラソルのついたテーブルとイスで青空ボードゲームをしておりました。
ボドゲ中は長時間じっとするあまり、どうしても目の前の景色に変化が無くて目が退屈しがちです。
しかし、ホコ天は常に様々な人が行き交い、空も変化していくので、自分らが移動しなくても
景色の方が変わってくれてとても心地よいです。

ラッキーなことに、山野楽器の前の席でプレイしていたので、店頭演奏の楽器の音色を聞きながら、
ボドゲを楽しむこともできました。
吹いてくる風も心地よく、少し小腹が減ったら向かいの銀座木村屋さんに走ってあんぱんを買いにいったり、
ウーバーイーツでホコ天まで春水堂のタピオカを届けてもらったりしました。
(住所がホコ天でも交差点を指定すればちゃんとホコ天内までお兄さんが届けてくれます、
すごいねウーバーイーツ、多分こんな使い方されたのは初めてなのか驚いてましたが…)

道行く海外からの観光客のおじさんにも、それはなんてゲームなんだい?(意訳)と声をかけられたり、
後ろに立たれじっと観戦されたりもしました。

海外ではよく路上で麻雀やトランプゲームを老若男女で楽しむのに
日本ではそういった光景は全く目にしません。
そもそも外で「何か」できる場所が少ないのか、いつもボドゲをプレイする場所に困っています。
できることなら開放的な屋外で長時間プレイしたいものです。
もちろん見物人の飛び入り参加も大ウェルカムです!

最近いいなと目をつけているのは、区役所前の広場・◯◯城など観光地のベンチ……
ちょっと大きめなテーブルがある所がポイントです。
おすすめのスポットあったらぜひ教えてください。

次は10人集めないといけない【人狼】の領域に挑戦しようと思っています。


■Webマガジン「あさひてらす」

朝日出版の Web マガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
https://webzine.asahipress.com/

・16の書店主たちのはなし/ビジネス 専門書店「つばめブックセラーズ」(旧:資格|検定|語学 専門書店「フクロウ堂」)の店主のはなし
https://webzine.asahipress.com/posts/2548
・出張版 桒原駿の備忘録 昇段を決めた一局
https://webzine.asahipress.com/posts/2008
・英語学習お悩み相談室/Q.17「子供にはいつから英語を習わせるべき??」、Q.18「TOEIC S&Wテストの勉強方法とは?」
https://webzine.asahipress.com/posts/2490
・南国科学通信/渡り鳥を率いて
https://webzine.asahipress.com/posts/2533


■あとがき(編集後記)

営業部の橋本です。

絵本作家・ミロコマチコさん新刊『ドクルジン』の刊行記念原画展が渋谷Bunkamura地下一階にあるナディッフモダンさんで開催中です。

昨日はミロコさんによるライブペインティングが実施されると聞き、ご挨拶をかねてお伺いしました。

今回の展示は額装されていないこともあり、絵との距離を一層近く感じました。鮮やかな、力強い色づかい。
ミロコさんの絵はいつも生命の力強さ、プライマルな荒々しさ、表現の可能性にあふれています。

ライブペインティングでは筆を使わず、スポンジのようなものと、ほとんどは手で直接描いていました。
大きな、真っ白な紙にどんどん色が塗り重ねられていく。約30分で、ここまで生命が吹き込まれました。

(はじまり)
https://twitter.com/asahipress_com/status/1178901211992358912
(第1部できあがり)
https://twitter.com/asahipress_com/status/1178914212346597376

原画展は10月14日まで開催されていますので、ぜひ皆さま足をお運びください。

 * * *

朝日出版メルマガ第36号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。
 → info@asahipress.com

 

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