朝日出版社メルマガ 第16号(2018/11/28発行)
朝日出版社メルマガ 第16号(2018/11/28発行)
今号のコンテンツはこちらです。
■これから出る本のお知らせ
■重版出来!
■今号のイチオシ電子版
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
■イベント情報
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
■あとがき(編集後記)
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■これから出る本のお知らせ
『あしながおじさん』
谷川俊太郎 訳/安野光雅 絵/ジーン・ウェブスター 原作(12月8日発売)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784255010908
『働き、悩み、生きる 君への返信 心の?を!に変える処方箋』
鈴木一正 著(12月8日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255010915/
『本の未来を探す旅 台北』
内沼晋太郎+綾女欣伸 編著/山本佳代子 写真(12月12日発売)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784255010847
『自殺会議』
末井昭 著(12月15日発売)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784255010939
■重版出来!
『CNNニュース・リスニング 2018[秋冬]』 ☆2刷!
「CNN ENGLISH EXPRESS」編集部 編
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255010823/
■今号のイチオシ電子版
『ドリル式 アメリカの小学校教科書で英語力をきたえる』
ジェニファー・キャントウェル 著(2014年4月18日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255004075/
本書は、アメリカの小学生が学んでいる社会、算数、理科、英語の内容を、ドリル形式で楽しみながら、
本物の英語力を身につけてしまおうというもの。
教科ごとに1年生から6年生までの学習項目を配し、英語による問題と日本語による解答・解説を見開きで提示。
まるで実際の授業をのぞき見ているような気分が味わえます。
ネイティブスピーカーの教養の下地となっている基本学習語彙が身につくだけでなく、
種々の資格試験や留学の準備にも最適。
問題は高学年になるにつれ、読む部分が増えていくのでリーディングの力がつき、「英語の底力」がアップするかも!?
さあ、ネイティブ・キッズの問題に挑戦してみよう!
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
こんにちは、第五編集部のにしなです。
推し(ジョンハン/フランダースの犬最終話パトラッシュとネロを引っ張る天使に似ている)が
最近パーマをかけたので熱っぽく語ろうかとも思いましたが、ちょっと気持ち悪くなりそうだったので、
本日は2冊の新刊についてご紹介いたします。
まずは、ほぼ正方形サイズの『予感の帝国』。
こちらは横浜トリエンナーレ内で突如現れた、白黒の一室(カザマルーム)がとても印象的だった
現代美術家・風間サチコさん初の作品集です。
タイトルも鮮烈ですが、装幀も超クールです。
モノクロに徹した潔さ、そこにニーチェの帯文が効いています。(予感の帝国で検索)
『祝福することのできない者は 呪詛することを学ぶべきだ!』 くーっ
全然ろくに話したこともない知人に、頭数目当てで結婚式に誘われた際にぴったりですね。
さて、こちらの作品集は内容も盛りだくさんで、ほぼ全作品に風間さんによる作品解説が付されています。
第一章 黎明が落日を約束する予感の帝国
このように印象的な章タイトルも風間さんによるもの。
(エヴァのタイトル画面にも本当に似合いそうですね)
マンションポエムからインスパイアを受けた章タイトル達には、その章にまとまった作品のタイトルが
随所にちりばめられています★★
そして作品解説は風間さんの類まれなる文才が惜しげもなく凝縮されていて、
(風間さんのブログがとにかくおもしろいんです。【窓外の黒化粧】)作品に緻密に描かれている(彫られている)
モチーフへの理解が深まります。
まずはぱらぱらとめくって作品を観る、作品解説を読みながら楽しむ、解説を頭に入れたうえで
俯瞰的にもう一度観賞する。と3度楽しむことができる【作品集】です。
そんな風間さんと本書で論考を執筆された足立さんによるトークショーが12/1に
NADiff a/p/a/r/t さん@恵比寿で開催されますよ! きっと濃厚で芳醇なトークが繰り広げられるでしょう。
そして、もうすぐ本屋に並ぶであろう『本の未来を探す旅 台北』。
こちらは対照的にビビッドなピンクと緑の表紙で、はい、とてもプリティー。
アジアの各地で同時多発的に起こっている独立出版ムーブメントの熱い~うねり~に、
密着した本書は昨年刊行されたソウル編の続編です。
台北といえば、女子旅や週末旅行の行き先としてなじみ深い方も多いと思いますが、
旅行中、台北の本屋さんに行くというのはそこまでメジャーではないですよね。
でも台北には、ハイセンスでエネルギッシュな書店が、
原色看板が目立つ小吃屋台がひしめく路地裏にちょこんと佇んでいたりするんです。
(どーんっと構えていたりもする)
そこではとっても美味しいコーヒーが味わえたり、東京でノーマークだったクリエイターたちの展示に出会ったり……
そして何よりクリエイティブな(文字が読めなくても目で楽しめちゃう)雑誌や、本がたくさん置かれているんです。
(そんな本や雑誌を手掛けている編集者、装幀を手掛けているデザイナーも本書には登場します)
新しい台湾旅の定番として、本屋巡りおすすめです!
いつもと違うベクトルから台湾を発掘するガイドブックとして、アジアや台湾の出版についてじっくりと読み解き、
日本の出版界と比較するための業界本として、はたまた、日本よりコンパクト人口で文化圏の近しい国では、
どういったビジネスモデルが展開されていて、人々はどういった価値観やライフスタイルで生きているのかを
知るビジネス書としても、などなど。。
読む方の視点によって、さまざまな気づきや発見が芽生えてくるのではないでしょうか。
いろんな方々にぜひ手に取っていただきたい一冊です。
そんな感じでみなさんかなり早いですが、メリークリスマス!
本日はけもなれ第8話です! 朱里は果して晶ちゃんの会社で働くのか…
会社の近くにtap5があればいいのにな、と思う今日この頃です。
■イベント情報
○第一回「おウチde俳句大賞」、投句募集中です。
家の中で感じたことや思ったことを、五・七・五のリズムにのせて自由に表現いただき、ふるってご応募ください。
https://www.asahipress.com/special/ouchidehaiku/
◯風間サチコ作品集『予感の帝国』刊行記念展、恵比寿「NADiff a/p/a/r/t」にて開催中です。
ドローイング作品や生原稿の展示ほか、オリジナルグッズ販売、12月1日(土)にはトークショーが予定されています。
http://www.nadiff.com/?p=11872
○「太平洋戦争開戦日に考える 天皇と戦争、歴史と文学」
奥泉光さん×加藤 陽子さんトークイベント、12月8日(土)にジュンク堂書店池袋本店さんにて開催されます。
https://honto.jp/store/news/detail_041000029365.html?shgcd=HB300
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
第五編集部の平野です。
今までの人生、占いなんて全然気にしてなかったのですが、今年は本厄のせいか何なのか、
毎週月曜日に更新される「しいたけ占い」に(今更ながら)はまっています。
いつもしいたけさんは言葉を尽くして鼓舞してくれて、マイナスなことはまったく書かない(から好き)ですが、
今週の占いには『周りの人のあなたへの反応、そして、あなたが周りの人にする反応が多少「ピリッ」と
するところがあります。』という一言。しいたけ、モヤモヤさせないで!
そんなこんなで現在は、1月初旬に発売予定の『まともがゆれる』という本をつくっています。
本の完成までには何か(主にトラブル)が絶対にあります(たぶん私だけじゃないと思うんです)。
思っていたものと全然違う色味になって印刷が出てきたり、データに大きな間違いがあって
ギリギリのところで全ページ差し替えたり、PCが壊れたり(これが一番よくありますよね)。
校了まで、ジェットコースターで頂点まで少しずつせり上がっていくような、
じっとりとした緊張感に包まれている毎日です。
今回、装丁はnipponiaの山田和寛さんにお願いしました。
山田さんは「WEB magazine 温度」の題字など手がけられている気鋭のデザイナーさんです!
ずっといいな、いいな~と思っていたので、今回お願いできてホクホクしております。
現在はちょうど、カバーのデザインをどうするか、いろいろと相談しているところです。
そして本にはあのアフロの方が感想を寄せてくださることが決まり、ダブルでホクホクです。
どんな文章が届くのか(まだこれからなので)、楽しみです。この楽しみがすべてな気がします。
この本は、京都の障害福祉NPO「スウィング」で巻き起こる、まともじゃないエピソード&破壊力抜群の詩を収録した、
一言で言うと「(社会の)ケツの穴を広げていこう」という一冊です。
自分の欠点と戦うよりも「世の中が押し付けてくる正しい生きかた」と戦うことのほうが
ずっと大事だと教えてくれる、そんな内容になっていると思います。
今年も残すところあと9.2%(11月28日現在)。年末年始は笑って過ごせるように、手を取り合って駆け抜けましょう!
同編集部の仁科からはメリクリらしいので、私からはよいお年を。
■あとがき(編集後記)
営業部の橋本です。
明日、鎌倉市・大船の地に新しい本屋さんが生まれます。
「Porvenir ポルベニールブックストア」さん、鎌倉駅徒歩6分の路面店。店主の金野典彦さんは今夏まで出版社にお勤めでした。
本の産直市でなんどかお会いしていて、開店に向けたお話も聞かせていただいていました。
どんな空間になるのかな、きっと、大船の街に根ざした、大船の街がもっと豊かになる、そんな予感を抱いていました。
先週の土曜日に、藤沢へ行く所用があり、その帰りに立ち寄っていました。
開店に向けた最後の仕上げ、棚詰め作業真っ最中のところ、あたたかく迎えてくださった金野さん。
床や什器、そしてなによりファサードの感じが素晴らしかったです。
店舗ロゴのペンギンもかわいらしく、深い青色が印象に残ります。
店名の「ポルベニール」はスペイン語で「未来」を意味するそうです。
これから、大船の地で、お店がどのように育っていくのかたのしみでなりません。
ぜひ皆さま、足を運んでみてください。
◎風通しの良い本屋【ポルベニール ブックストア】2018年11月29日11時 大船にオープン!
https://www.porvenir-bookstore.com/
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朝日出版社メルマガ第16号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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