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朝日出版社メルマガ 第94号(2022/5/25発行)

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朝日出版社メルマガ 第94号(2022/5/25発行)
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朝日出版社の一般書を中心としたメールマガジン、第94号をお送りします。
月刊誌『CNN ENGLISH EXPRESS』関連の英語メルマガとあわせて、お読みいただけますと幸いです。
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今号のコンテンツはこちらです。

■新刊のお知らせ
■これから出る本のお知らせ
■今号のイチオシ電子版
■イベント情報
■編集部リレーコラム(第二編集部:平野)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)

━━━━━━━━━━━━━━━

■新刊のお知らせ

『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』
川原繁人 著(5月26日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012759/


■これから出る本のお知らせ

『初級者からのニュース・リスニング CNN Student News 2022[夏秋]』
「CNN English Express」編集部 編(6月4日発売)
https://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255013008/


■今号のイチオシ電子版

『ジョハリの窓』
久瑠あさ美 著(2014年2月1日配信開始)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255006536/

あなたは「ジョハリの窓」という言葉を知っていますか?
これは自己分析をおこなう際に使用する心理学モデルのひとつで、アメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガムの2人の名前から取って、こう呼ばれています。

本書はメジャーリーガーをはじめとするプロスポーツ選手やアーティスト、企業経営者、ビジネスパーソンへのメンタルトレーナーとして活躍する著者が、「ジョハリの窓」 という心理学理論を通して、家族関係、恋人関係や仕事関係など人間関係がうまくゆく方法を解き明かす「心の手引書」です。

主人公のOLの女性は、真面目で律儀、知的で仕事もできて、両親のいうこともよく聞く女性。でも、他人との摩擦を恐れるあまりいつも自分を抑制しがちで、生きている実感をあまり感じることができず、もやもやしています。

そんな彼女が、何げない日常の中で起こる気づきを通して、
「盲点の窓」(他人は気づいていて、あなた自身はわかっていないあなた)、
「秘密の窓」(自分はよく知っているが、他人に隠しているあなた)、
「開放の窓」(自分も他人もよく知っているあなた)、
「未知の窓」(他人そして自分さえも知らないあなた)
という4つの窓をひとつずつ開けていく心の様子が、物語仕立てで描かれています。

物語の中で彼女の人生に起こることは、決して他人事ではなく、自分にも起こりうるリアリティを秘めています。だからこそ、さまざまな経験を通じて主人公の心の扉が開き、変わっていくさまは、なんとなくもやもやした気持ちを抱えているあなたに勇気や希望、そして共感を与えてくれることでしょう。
あなたが知らない自分に気づき、幸せになるきっかけが生まれる一冊です。


■イベント情報

・『所得倍増の男 池田勇人と妻・満枝の物語』刊行記念トークイベント
松平節さん×池田明子さん×鈴木哲夫さん 「所得倍増を成し遂げた池田勇人元首相が今、注目される理由」
6月11日(土)/八重洲ブックセンター本店
https://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/22365/

・第12回「BOOK MARKET 2022」(7月23日・24日)
浅草の台東館に50ブース、56社の出展社が集います。
朝日出版社もとびっきりの本をご用意しますので、ぜひ皆さまご予定ください!
https://www.anonima-studio.com/bookmarket/


■編集部リレーコラム

二編の平野です。

家を建てるべく、昨年あたりから土地など探しているのですが、原材料費や運賃の上昇、さらにウクライナ情勢の影響での資材不足などもあって、坪単価が本当に高騰しています。

だいたい数年前は80万円だったのが、いま100万円以上と言われているのです!(単純計算だと、2階建て30坪3LDKの家だと、家本体だけで2400万円→3000万円となります・・)

「今」じゃないんじゃないか、いやどうせ買うなら早いほうが……など葛藤のなか、歯を食いしばって探し続けてやっと土地が見つかり、いよいよ新居デザインの素案ができたと言うので、うきうきで打ち合わせへ行ったのですが、差し出されたのはなんと、1Fが「ない」家の模型!

1Fがピロティ(柱のみで支えられている吹き抜け空間。江戸東京博物館が近いです!)の家だったんですね~。
建設予定地は「旗竿地」と言われ、道路と細長い道路で繋がっていて、その奥に敷地があるような土地です(その分安い)。四方を他の建物に囲まれているので、日当たりを考慮してくれた結果の「ピロティ」だったのですが。

「耐震設計してるから大丈夫です☆」と言われ頭ではわかっていても、地震が来たらピロティ部分がぐしゃっといきそうで心配です。もし1F全部ピロティの家に住んでるよ~!という方がいらっしゃいましたら、どうかどうか教えてください。

それもこれも坪単価の高騰のせい・・人生設計は社会情勢に左右される、と最近思います。でも負けません!

さて、担当した新刊が発売になります!!
『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』(川原繁人著・24日配本)
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012759/

タイトルからも連想できるように、子育て中の音声学者・川原先生が、わが子の「言語習得」の様子に気づきを得て、
幼児語や子ども特有の言い間違いなど、身近な言葉を「音声学」の視点から解説した一冊です。

音声学とは、言語学のなかのひとつの分野で、人がどのように舌や唇を動かして声を発するのか、
声はどのように聞こえるのか・・などのメカニズムを研究する学問です。

本のなかでは、例えば「プリキュアのキャラクターの名前」に共通する音の響き、
「子どもの言い間違い」がどのようにして起こっているか、「幼児語」のリズムの法則など、
子育てを入り口に「音声学」の楽しさを覗き見ることができるようになっています。

途中「肺」の模型を作ったり、「あいうえお」のときの口の中の様子を感じたりする実験、
著者の娘さんの実際のかわいい「言い間違い」音声が聴けたりもします!

連載のなかで、ツイッター上で、お子さんの言い間違いを募集したのですが、たくさん投稿いただき、
本のなかでは収まりきらなかった事例がありましたので、少しご紹介したいと思います。

◆「アンパンマン」

・アンマンマン
・アンパンパン
・パンパンパン
・あんまん
・ぱんまん
・あーぱーまん
・ばーばーばん
・アンパンナ
・あっぱーま
・ぽんぽんちっち
・ぴぴちゃ
・あたま

→これ全部「アンパンマン」です!アンパンマンはバリエーション最多でした。

◆「西松屋」

・にしやつま
・にしあずま

→よく行くんでしょうね。都内には西松屋があまりなくて悲しいですが・・!

◆かなり重複が多かった事例

・てべり←テレビ
・とうもころし、とうころもし、とうもこしり←とうもろこし
・ぷぜれんと←プレゼント
・えべれーたー←エレベーター
・ポックコーン、コップポーン←ポップコーン

→とくに「とうもろこし」、そんな普段食べるか?!って思うくらい多かったです

◆良い間違い

・びっちー←ミッキー
・おなら←おはな
・成田ぺぺぺス←成田エクスプレス
・たきたきご飯←炊き込みご飯
・かたぷりこ←かたぷりこ

→メモに残しておいてくれたママ、パパにお礼が言いたい!

◆解読が難しい

・しもがわら ふわりー、しるばばぱぴぴー、するべにおほめり←シルバニアファミリー
・ちんがたこなうしゅ←新型コロナウイルス
・ふだぎんぽ←フラミンゴ
・しゅばばばばーん←しまじろう
・こかきゅーこかんすかー←小田急ロマンスカー
・ちん、こん、たし←1、2、3

→きっと親の想像力が試されてるんですよね・・

◆別の意味にとれる

・いいともちゅみた←いいこと思いついた
・さんぱい←ばんざい
・おしずし←やじるし
・トマトゼリー←トムとジェリー
・タコパー←パトカー
・ジャパン←ジャンパー
・ぎーざーぎーざーぎーざーじゅー←きらきら星

→「おしずし」は奇跡じゃないでしょうか!

こんな楽しい本になっているので、気になった方はぜひぜひ書店でお手にとってみてください!

ちなみに、著者の川原先生はなんと、この4、5月で3冊新刊をリリース(うち1冊は書き下ろし)という偉業を成し遂げています!
しかも示し合わせたわけではなく、偶然にです。笑

そのうちの1冊『フリースタイル言語学』(大和書房)とのダブル刊行記念イベントが以下、予定されています。

・6月19日(日)【面白すぎる「ことば」の話】@梅田ラテラル ※オンラインイベントです

詳細・ご予約はこちらから
https://lateral-osaka.com/schedule/2022-06-19-4308/

イベントには、本書の準主役とも言える川原先生の娘さんも登場する予定です。
どうぞご予約ください!


■Webマガジン「あさひてらす」

朝日出版社のWebマガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
https://webzine.asahipress.com/

・大人のための詩心と気心の時間 ~アメリカ詩を手がかりに~/夫婦愛の詩:病気と仲良く暮らすには…
https://webzine.asahipress.com/posts/5824
・リベラルアーツの散歩道 外国語と世界を歩く/第二外国語なんていらない?
https://webzine.asahipress.com/posts/5821
・あさひてらすの詩のてらす/緑の芽生える季節の詩
https://webzine.asahipress.com/posts/5815


■あとがき(編集後記)

営業部の橋本です。

めずらしく忙しい時期が続き、一泊二日でいいから温泉宿に行きたい、というか諏訪に帰って焚き火をしたい……と現実逃避しそうになっています。

いや、忙しいことは悪いこととは限らない。励むのだと自分を励まそう。

来月、社の創業60周年を迎えるにあたり、数ヶ月前から書店さんへフェアのご提案をしていて、
発注いただいた商品出荷手配、販促物作成~発送のピーク時なのです。

疲れはしていますが、これだけの数の書店店頭に自社の本がずらりと並ぶのだと思うと、心地よさも覚えます。

60周年創業フェアにあたり、以下の言葉を綴りました。

… … … … … …
[フェアによせて]
震災やパンデミックなどの緊急事態が発生した際、「不要不急」「生活必需品」という言葉や考え方が飛び交います。
さまざまな業種・規模における一人ひとりに選択が突きつけられ、頭を抱えてうずくまることもあったでしょう。

では本は? 書店の場は?

阪神淡路大震災の被害後にお店を開いた三宮の書店、東日本大震災の被害後にシャッターを開けた仙台の書店。
そこに押し寄せる人々の姿は忘れようがありません。
新型コロナウイルスによる影響が全国に広がるなか、先を見通すヒントを得ようと書店店頭の棚を見つめる多くの人たちもまた。

インターネットの世界へ手を伸ばせば無尽蔵の情報に触れることができるにもかかわらず、人間が社会で生きていくためには本が必要ということが危機に際してはっきりと示されます。

弊社は1962年6月21日創業。読み継がれる本、一冊の本から関心領域を広げる、次の一冊につなげる本づくりをいつまでも目指しています。

創業60周年にあたり、過去のロングセラーから近年話題となった本を厳選しました。
朝日出版社と干支ひとまわり後に創業した、兄弟会社・ブックマン社の本との組み合わせにより、
「一般書と専門書をつなぐ本×現在起きている事象を即時に著す本」と掛け算になり、書店店頭から読者の皆さまへ届きますように。
… … … … … …

先行開催いただいている、丸善高島屋大阪店さんの展開模様。
https://twitter.com/asahipress_com/status/1527478977761546240

とてもありがたいことに、追加のご発注もすでに二回ありました。お客さまが手にしてくれている姿を想像すると、力がわいてきます

創業月である6月から今年の秋冬にかけて、各地の書店さんでの展開模様は随時ツイッターで紹介していきますので、
ぜひチェックしてみてください!

 * * *

朝日出版社メルマガ第94号、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見やご感想などお寄せいただけると励みになりますので、よろしければ以下アドレスまでお願いいたします。
 → info@asahipress.com

 

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