朝日出版社メルマガ 第30号(2019/07/03発行)
朝日出版社メルマガ 第30号(2019/07/03発行)
今号のコンテンツはこちらです。
■今号のイチオシ電子版
■書評掲載情報
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
■イベント情報
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
■Webマガジン「あさひてらす」
■あとがき(編集後記)
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■今号のイチオシ電子版
『世界をもてなす 語学ボランティア入門』
イーオン 著(2017年5月2日配信開始)
https://www.asahipress.com/boo
先日発表されたチケットの抽選結果には、「全滅だぁ~」という悲
東京2020オリンピック・パラリンピック開催まで、いよいよあ
8万人の大会ボランティア以外にも、国内外からの旅行者に対する
競技会場の最寄駅周辺で観客への道案内を行う都市ボランティアが
本書は、英語を使いたくてもなかなか機会がない、オリンピックの
外国人と交流したい、急増している外国人観光客の力になりたい―
オリンピックに向けた東京都のボランティア育成事情から、英語ボ
現役ボランティアのインタビューまで、すぐに役立つ情報を幅広く
巻末には、ボランティアの英語表現集を収録。
正式なボランティアに登録してなくても、街中にあふれる外国人観
今こそ一歩踏み出すための完全ガイドです。
■書評掲載情報
○『絵を見る技術』(秋田麻早子 著)
『芸術新潮』7月号の「編集部のおすすめ!」欄でご紹介いただき
https://twitter.com/rcDgcdHuBE
東京大学生協本郷書籍部さんの文芸最新ランキングで1位になりま
http://www.utcoop.or.jp/hb/new
■編集部リレーコラム1(第五編集部)
今日も推し(ウィンウィン)について語ります。
※いつも通り気持ち悪いのでご注意ください。
推しが所属する事務所では、社の長期ビジョンである「世界のエン
実現への一歩として(本気です、社長が真剣に株主総会で発表して
ここ数期にわたって事業戦略の柱である「K-POPによる中国市
私の推しは事務所最推しのエリート中国人メンバーのため、その事
年初突如在籍していた韓国のグループ(今年サマソニに出るくらい
新設部署の中国現地グループに出向することとなりました。
そう、推しを推してて
「推し方の見通しが全くつかない異国で突然推しが活動を始める」
皆さんご存知の通り、韓国アイドルの追っかけかたはここ十数年の
チケットの取り方、サイン会の参加の仕方、各SNSでのコンテン
オタクのノウハウとして蓄積され、広く共有されてきています。
しかし、中国は大手アイドル事務所の設立が2009年、毎週パフ
アイドル文化が全く成熟しておりません。昨年の2018年が中国
さらに、アイドルがプロモーションをする上での命綱であるYou
情報収集が何よりの海外オタクにとっては死活問題です。
蛇口はひねれば水道水が出て喉を潤せますが、そもそもどこに蛇口
(あとそもそもオタ用語をなんてググればいいのかもわからない…
【中国 アイドル 追っかけ】とググってもヒットする日本オタのページはゼロ、
そう未開の地を私達はいま一歩ずつ手探りで切り拓いているのです
さて半年間大陸のオタ文化を自分なりにリサーチしてみたところ、
「お金の動き方がハンパないよ、大陸富豪」
大抵のK-POPアイドルは、一般的にファンからプレゼントとし
しかしなんと今年、韓国アイドル史上初の推しラッピング飛行機が
https://twitter.com/globaltime
5月から3か月間仁川空港から世界に出便してるそうです。
驚くことにこちらを手掛けたのは中国の個人ファン。
試算したところによると費用は軽く5000万円はするようで、一
にしても企業レベルの企画遂行力。推しへの誕生日プレゼントだそ
推しへの愛情の示しかたが宇宙視点。去年は気球だったので、来年
このほかにも、まだまだまだまだ大陸富豪ファンの推しへの規格外
■イベント情報
○「第11回 BOOK MARKET 2019」
7月20日(土)・21日(日) 浅草・台東館にて
日本全国から45の出展社が、本当に面白い本を持って大集結。朝
https://www.anonima-studio.com
■編集部リレーコラム2(第五編集部)
第五編集部の綾女です。
改元からはや二カ月、「これってただ『令和元年』って書きたいだ
たくさん横目に見つつ、まだ一度も手書きで「令和」と書いたこと
改元のタイミングを狙って文庫化された森鴎外の『元号通覧』(講
これは大正の後期に鴎外が行なった「元号一斉調査」ともいうべき
「大化」~「大正」までの245個の元号が出典とともに載ってい
すごいのは過去の「候補」がもれなくその提案者とともに記してあ
それを見ると、江戸時代末期の「天保」がすでに990年の「正暦
「明治」は室町時代(以降9回落選)、「大正」は鎌倉時代(以降
「平成」も江戸最後の元号「慶応」改元時にすでに挙がっている!
提案者のほとんどは藤原氏か菅原氏、なんてことも。ザ・お家芸。
文庫解説は『天皇の影法師』で光文誤報事件(先週の大河「いだて
描いた猪瀬直樹が書いているのですが、なぜ鴎外はそれほど元号の
それは「明治」は中国のとある国で、「大正」はベトナムで一度元
(というか不勉強)なものだったので、次こそ「完全無欠」な元号
その完璧元号の実現を待たずに鴎外はこの世を去りますが、その仕
提案者となり、実際「昭和」はそれまで一度も候補に挙がっていま
そしてもちろん「令和」もまったくのニューフェイス(「令徳」は
ちなみに僕は期日の迫る小学校の夏休み自由研究に苦し紛れに過去
書き写しただけで夏の思い出を台無しにせずに済んだことが一度あ
そのときにこの『元号通覧』があれば、「長い下積みNO.1元号
いろいろ研究できたのにな、と思ったりします……。
それと合わせて読むと面白いのは、辻田真佐憲さんの『天皇のお言
こちらは、「万機公論に決すべし」から3年前のビデオメッセージ
明治・大正・昭和・平成の四代にわたる天皇の「お言葉」を抜粋し
それを細かく読むと、先代の天皇の詔勅を強く意識していたり、千
連綿と続く歴史性が浮かびあがるのですが、合間合間に挟まれる辻
400ページもの長さも楽しく読めてしまいます。
昭和天皇の口癖「あ、そう」にも色々バリエーションがあったとか
平成天皇は侍従ふくめすべての人を「さん」付けで呼んでいたのだ
一人だけ例外がある。それは誰か?
「この度のクニマス発見に東京海洋大学客員准教授さかなクン始め
ギョギョ! さかなクン、きてます。ということで、今上天皇にはぜひMr.マ
■Webマガジン「あさひてらす」
朝日出版社の Web マガジン「あさひてらす」は、 いま話題のテーマ、エッセイ、小説などをお届けします。
http://webzine.asahipress.com/
・南国科学通信/確率と自由
https://webzine.asahipress.com
・London Calling/新卒採用のないイギリス
https://webzine.asahipress.com
・本屋さんのブックレビュー/『絵を見る技術』(評者:Book
https://webzine.asahipress.com
・洪道場の白黒さんぽ/洪清泉四段特別寄稿「世界の碁コングレス
https://webzine.asahipress.com
■あとがき(編集後記)
営業部の橋本です。
Webマガジン「あさひてらす」は、語学から自然科学、本屋にま
幕の内弁当をコンセプトとした、盛りだくさんの内容でお届けして
記事のアップも定期、不定期入り交じっていて、さながらメニュー
読者の皆さまも、酢豚が食べたい!から入って、刺身もいいな、豚
なんならカレーそばをオリジナルで、締めはパフェだ感覚で熟読ザ
私が担当しているのは「16の書店主たちのはなし」と「本屋さん
「16の…」著者は書店員であり、書き手であり(『まだまだ知ら
釣り人であり( https://note.mu/kakunoshins/n/
下戸でもある(『下戸の夜』)すずきたけしさん。
本日アップした連載第4話「旅行|ガイド 専門書店「タンチョウ書店」の店主のはなし」はこれまでとは
ちょっとアプローチを変えてストーリーを描いていただきました。
郊外の道や風景の描写がとても克明で、映像が浮かんでくるようで
末のイラスト含めて、まるごと味わってもらえますように。
https://webzine.asahipress.com
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