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あさひてらすの詩のてらす

風鈴草と添える19篇(25年6月)

梅雨はあっという間に過ぎ去り、気温は早くも「夏本番」というところでしょうか。

今月は19篇の詩を掲載いたします。ぜひご一読ください。


 

風鈴草と添える19篇

・デート

・時は流れていくけれど

・下山

・雨あがり

・Angel

・Familiar Shells

・ばしょ

・真夜中の熱量

・新卒初任務係長補佐、初任給 。要検討。

・パンひとかけら

・シチー

・頬杖

・レイン「p.s.」

・公の光 

・残されて

・ほととぎす

・いえないことがある

・止め石

・ルノワール

 

デート

倉橋謙介

 

唐突な

あっ!

僕は話すのを止めて

君が指差す方を目で追う

噴水の水柱の間に

あと数回

まばたきしたら消えそうな

とても小さな虹が出ている

入れ替わるようにして

喋るつもりだった

さっき観た映画の

小っ恥ずかしい

メタファーへの考察は

サッとどこかに隠れてしまった

次にかける正しい言葉は

あの虹の先に見つかるだろうか

 

時は流れていくけど

草笛螢夢

 

時間の流れは

誰にとっても同じ速さと

当たり前の模範解答をくれる

 

時代の流れと共に

一体僕は何を見て

身に着け

記憶してきたんだろうか

 

体と心と経験からの得た知識で

行動してきた事の成長と

相反する時間を

年代とともに勝手な長さを

求めていた様な気がする

 

別に欲張りになりたい訳で無く

流れていく時間と

時代の暮らしの感覚も

一本の線で交差しながら

過ぎ去ろうとしている事に

遅い気付きの納得が

後追いで追いかけてくるのが判ってきた

 

下山

南野 すみれ

 

スーッと落ちてきて

『変』という字がふやけた

開いた本に一滴 二滴

空が薄墨を塗りつけたように

粘っている

 

登山道の分岐点 その先で工事をしていた

いつもは居ない警備員が立っている

山道に向かうと

聞きたくないことばが聞こえた

黙って 通り過ぎた

 

雨は帽子と服にリズムよく落ちて頸をすべる

警備員に会うことを考えると

下山の足が迷う

時刻は四時前

 

彼は雨の中でも立っているだろう

笑顔で「お疲れさま」と言えば良いだけと

解っているのに

積み重ねた石垣のように動けない

五時まで待つか

反対側の二百超えの階段を行くか

再度顔を合わせるか

 

雨が本降りの様相になった

見下ろした階段は樹々が頭上を覆って

陰に影が重なっている

 

雨あがり

とし

 

カタツムリのバスに乗って

遠くへ

 

あの公園の角を曲がって

てんとう虫の帽子屋まで

 

ねり ねり ねり

 ぬり ぬり ぬり

 

遠くへ

遠くへ

 

カタツムリのバスに乗って

 

Angel

SilentLights

 

きみが

かなしみを うたうとき

 

きみの ひとみには

じゆうに

とりたちが とびかいますように

 

きみの

ひとすじのなみだが

 

ぼくの

こころのふかみへとながれ

 

きよらかなかわとなって つづいてゆく

 

そうげんをこえ とおいうみまで

 

はるかなやすらぎへと

 

とわに

 

Familiar Shells

ナカタ サトミ

 

さっきから素肌のなかに私がいない

おかしいね ちゃんと笑えるのに子犬の顔がやけに遠いようです

「ただいま」と誰かが言えば 知っていたはずの人が首をかしげる

馴染みぶかい風景の抜け殻はひんやりとしています

身体が私をしてるの

上手に動かしてくれるの

お手々も 足も お口も 私より私がうまいの

……ご存知?

まだ開けてないみかんの缶詰はきれいにからっぽだからよるべなく転がっていくのですよ

 

ばしょ

七海独

 

"ふかくふかく、もぐりこむ。

だれにもふれられないところまで。

それがどこかは、

ぼくにもわからない。

ぼくですら、

ふれられないばしょ。

でも、ぼくにはわかる。

そのばしょは、

ぼくのたったひとつのひみつきち。

ふれられないけど、

ぼくをつつみこんでくれる。

いつか、ふれられるかもしれない。

ぼくがふれなきゃ、

だれがふれる?

きっといつか、

ふれられる。

それまでは、

ぼくはそのばしょで、

ぼくにできることをする。

ふれられないあったかさを、

ぼくなりにかんじつづける。"

 

真夜中の熱量

篠井 雄一朗

 

誤解が距離を生み

何処にもぶつけられない感情で

空間は満ちた

窓辺には アンスリウム

 

浅はかな思いは浅はかなまま

消えずに留まる

 

通知もなく黙った画面

眠れない 残像ばかりが押し寄せる

 

台所に向かうと

閉めたはずの蛇口から 細く

水が漏れている

何度目だろう

最近、多い

 

(睡眠環境より

 心理的なものかもしれない)

 

錠剤を

ミネラルウォーターで流し込んだ

アンスリウムは 明日を描いて

眠っているのだろうか

 

新卒初任務係長補佐、初任給 。要検討。

yasui

 

死神がうまれたての生命に直面した。

死神のなかでも外れ、稀にその合間。

議論が必要である。手続きとして。

ひとつの係なのだ。死を司る。

そんな役目の不平不満は既に聞き飽きている。

おれは若輩ものだ、死を司るのに。

私たちにとっては生と死は同義である。

数時間、数日と経た。

死神であるとは。

堕天使を逆さに読むと、なんというのか。

決断とは別なようだ。

おれには何もしようがない。

それは当たり前であったし。

時間や時計と云うのは知っているぞ。

ただあんまり気にしていないだけだ。

なんだか進歩をしているようだがな。

一体におれは何を待っているのか。

ただただこれがおれの仕事だということだ。

どのみち、手続きとしては何ら変わりないのに。

そういえば、そんな厄にあった奴がいたな。

どうやら、結論がそろそろ出そうである。

ただただ手続きは変わらないというのに。

初任給は苦い林檎になりそうだ。

 

パンひとかけら

ヒンヤ

 

パンひとかけら 絶望的

昨日 おとうと 地雷で 飛んだ

 

きのう あげよと 思ってた

 

パンひとかけら

 

シチー

ヒンヤ

 

キミの にわかな トキメキ未満に

急に  シチーが 飲みたくなった

床に散らばる    モールス眺め

 

これで国から 逃れられそう

これで国から 逃れられそう

 

少し予感 自由の涙

 

不意にシチーが頭に浮かんだ

 

意味なく キミ無く 逃亡したときみたいに

意味なく キミ無く 逃亡したときみたいに

 

頬杖

ヒンヤ

 

くずせない日曜日

コーヒーに溶かして

 

くずせない日曜日

コーヒーに溶かして

 

苦しくて 音楽つけたけど

悔しくて 泣き続けていた

 

音楽 ついたまま

音楽 ついたまま

 

頬杖 ついたまま

 

レイン「p.s.

ヒンヤ

 

私は小さな家に住んでます
あの人と一緒に 以前まで住んでました
今は 私だけ住んでます

あの人は徴兵されました
彼が居なくなり ボヤッとテレビを観てました

たまたまその画面に 撃たれて ゴミのごとく
転がってる あの人を見つけました
普段は泣きません 泣けなくなってました
でも 今まで ここにいた
彼の気配が 影響して 数時間泣き続けたの!

もちろん 彼は私たちのネコでした

ええ 知ってました

彼は あの人が出兵すると同時に 消えました

あの雨の日 彼は 野良ネコみたいでした
でも 首輪を見て彼だと確信しました

そこには あの人と私のネームがあったんです

戦時中です

何も言えません

本当に何も

 

公の光

鏡ミラー文志

 

公の光がいつか、貴方を包むだろう

文化文明が、貴方の行先を照らすだろう

古い埃は払われ、邪なる者達は

公の光の前で立ち尽くすだろう

和を持って生き、常に正しきを胸にしまって生きていれば

神が貴方を救うだろう

一人じゃないんだ

愛が、貴方を癒すだろう

道理を識り、柔和を持って人に接すれば

きっと優しく迎え入れられるだろう

そして貴方は、笑うだろう

公に生きる夏の燕 日の光の下

バタバタと羽靡かせ

輝きながら 天を刺す

 

 

残されて

南野 すみれ

 

回転木馬のように

島が回っていく

船はすべるように進む

 

太陽が

光のヴェールを広げた海面下で

波は鳴りをひそめた

風が暖かい

 

船内は あちらこちらで話し声が

ぼそぼそと

隅では赤ん坊が愚図りだし

始まったばかりの一日が

弾けているのか

白い帽子のひとが笑う

 

着いた港では

人待ち顔が並んでいた

帰る場所のある人たちに

次々と追い越されて

立ち止まる

一陣の風が

潮の匂いを置いて

抜けてゆく

 

ほととぎす

槻結糸

 

夜の時の層の隙間に

ほととぎすが囁く ここへ来いここへ来い

 空木の花は散り落ちたというのに

 

花は花 鳥は鳥 倣えはしない

咲く時が来たから咲き

鳴く時が来たから鳴く 

ただそれだけのこと

 

ほととぎすの声 夜の時

ここへ来い ここへ来い

誘われる 夜の層の隙間に

 

鳥は鳥 人は人

生まれる時に生まれ 

逝く時に逝く

朝が夜になるように

 

いえないことがある

國奥めぐみ

 

いえないことがある人生は 

 

いいものだ

 

誰にも言えないようなことが

ある日突然

じぶんに起きた

 

命が終わりそうだった

 

 

それでも生き続けていたら

 

人の痛みがすこしだけ

 

わかるようになってた

 

 

心のきず、いたみの近くが

たぶん、分かるようになった

 

 

それは、とり返しのつかない

 

大きな心のきずのおかげ

 

見えないけれども

いまもある

 

それが

 

真のやさしさを生んだ

 

止め石

小村咲

 

隠れてはうすっらと

浮かびくる二日月

雲がふうわりと引き

もしや月の剣

 

かの人の唇から溢れた

愛しき言葉は

また一つ時を重ねて

私の肌は俄かに  

熱を帯びる

 

道に迷う時には

月を見てはいけない

 

愛の数を

一つ二つ数えては

苔むす庭の橋を

朝日に包まれながら

こちらから眺めるような

あるいは

新緑のもみじの色づきゆく様を

待つような

 

飛び石の終わりに

置き石

加賀友禅の裾を

初夏の夜風が

吹き抜けてゆく

 

こちら側で私は

柚子の香の

お茶を飲む

ほの黄色く水面は

月明かりに

光っては

揺れている

 

ルノワール

大山さと子

 

夜の舞踏会

踊る貴婦人に

語り合う紳士たち

にぎやかな音楽が聞こえてきそうな

古い一枚の絵画

 

遠い昔の異国の空気

目を閉じれば吸い込まれそう

絵の具に閉じ込められた世界に

古人たちの息吹

移りゆく時の流れ

柔らかなその線に感じる

巨匠の心

奥深くて全ては見えない

けれどその魂は愛情であふれてる

絵の中のすべての表情が優しいから

 

 

 

世話人たちの講評

千石英世より

デート

脳内で数行ずつ連にわけて読んでみました。すると、連と連の間の空白行にも意味が、イメージが生まれてくるように思いました。一般論としてではなく本作に関してのみの感想ですが、空白行はやりかたよっては、じつは雄弁になることがある。詩における措辞というもの(コトバ選びの流れというもの)を意識化できる方法でもあるような気がします。

時は流れていくけれど

第3連が眼目の作と受け取りました。ここを具体性をもって追跡すれば、詩が何篇も、もっとたくさん書けるのではないでしょうか。たくさん書いてください。

下山

第1連、状況はよくわからないが、好きですね。ことばの組み合わせがいいですね。第2連以下、これは状況よくわかります。分かり過ぎるほどわかるような気がします。こうした不安、おびえ、は詩の尊い源泉ではないかとすら思います。不安、おびえに捉われるのではなく、それを詩で捉えるという意味で。

雨あがり

こういう作、好きですね。もっと色々やってほしいですね。絵本になりそうですね。

Angel

メロディーが聞こえてきます。清潔な歌声がきこえます。

Familiar Shells

面白い詩です。これが1番で、2番、3番……がありそうです。そして、最後の長い1文がタイトルでもいいような……。というのは言い過ぎでしょうか。それほどにも面白いとおもったということでご容赦を! そして面白いだけでなく、どこか不安げで! そこがいいです。

ばしょ

きれいな詩になっているとおもいました。仮名の使い方がユニークなのですね。ところで下から4行目「ぼくはそのばしょで」は、「ぼくはこのばしょで」ではどうですか?

真夜中の熱量

ある状況、ある心模様が的確に捉えられていて、読んでいて心が落ち着きます。沈んでいきます。といって、なかの人物にとってはその状況は、落ち着いていられるものではないのですが。その落差もまたいいのではないでしょうか。

新卒初任務係長補佐、初任給 。要検討。

書かれている状況は読み解けませんが、何か深刻なことに直面しているところらしいとは分かります。

それを断言口調で書いているところが、わからないなりに伝わってくるものがあるとおもいました。その伝わり方、へんな異物感があって興味を惹かれます。各行、各文末が面白いです。詩にリズムを生み出し、ザラザラ感もあって! 異物感の源泉かも。

パンひとかけら

戦争避難民の窮状をおもいました。

シチ―

シチ―はロシアのスープ料理のことのようですね(検索しました)。モールスは何でしょう? やはり戦争の場面でしょうか。検索結果から類推のきく結論は得られませんでしたが、「これで国から 逃れられそう」とありますから、やはり戦争避難民の状況をうたっているのだろうとおもいます。そうすると最後のリフレインが切なく響いてきます。

頬杖

「頬杖」まで単独詩として読み解いてきました。で、ここまで来て、連作詩なのだと理解できます。切なさが増して来ています。せつないです。厳しい現実のなかの連作詩なのだと。

レイン「p.s.」

連作詩とおもわれる詩をここまで読んできました。で、これらの詩が描いているのは戦争避難民の状況だという推測は当たっているとしてよろしいでしょうか? そしてここに来て、読者としてこの詩に到達して、戦死の状況が描かれている詩なのだということでよろしいでしょうか。書き手は戦争の渦中にいるひと、当事者かもしれません。最後の3行、痛切です。書き手はそこで「何も言えません」といっていますが、読者としてなにかが聞こえてきています。何であるかは容易には「言えません」が、聞こえてきています。聞こえます。

公の光

前向きなメッセージの詩です。ですが、いま少し、具体的な「光」を書き足していただくと、メッセージが届きやすくなるともいました。抽象語、大きな単語を具体語に、小さな単語にするとこころざしが届くと思います。

残されて

すばらしいと思いながらよみました。さびしさ、にぎやかさ、まぶしさが伝わってきます。

旅の途上、一瞬ながれる心情でしょうか。よくわかります。

ほととぎす

夜のしずけさがつたわってきます。「夜の時の層」。その「隙間」。深いイメージがありますね。

詩はイメージ思考ですね。そんな深い思考までも伝わってきます。

いえないことがある

何があったかはわからないのだが、というか、読者にわからなくてもいいのだが、このように、ことばが積み上がることの貴重さ、それが伝わってきます。しかも無駄のない積み上がり方、ここに本作の芯があるとおもいました。

止め石

恋の歌です。だが、なんと止め石とは! 恋は終わった?! 恋は未成就!   それとも恋はこれから? それともプラトニック? どれであれ、恋のあわれがつたわってきます。

ルノワール

ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」を念頭にした作だとすると、この画にかれている人物たちは、貴婦人、紳士ではなく、下町の庶民階級の人々とされているようですが……。宵の口に集まって賑やかに歌いおどるという。とはいえ、ルノワールの美質をみごとに捉えたエクフラーシス(絵画を詩にする詩のジャンル)だとおもいます。

 

平石貴樹より

デート

 さりげない「真実」の瞬間ですね。

時は流れていくけれど

 自分の過去と歴史の過去。微妙ですね。

下山

 警備員のこと、もっと知りたかったです。

雨あがり

 なにか楽しいですね。

Angel

 歌詞として秀逸ではないでしょうか。

Familiar Shells

 鋭い空想です。最終行がすばらしい。

ばしょ

 見つかるといいですね。

真夜中の熱量

 ちょっとした「掌編小説」です。

新卒初任務係長補佐、初任給 。要検討。

 死神の世界も意外に普通なんですねえ。

パンひとかけら、シチー、頬杖、レイン「p.s.」

 「頬杖」がとてもよいと思いました。

公の光

 人生訓として諒解できます。

残されて

 的確なスケッチと思いますが、もう少し先がほしいです。

ほととぎす

 「鳥は鳥」とわかっていても「誘われる」のはどうしてなのでしょうね。

いえないことがある

 おっしゃること、わかります。

止め石

 イメージが飛び散って私にはわかりにくかったかな。

ルノワール

 画家への良いコメントと思います。

 

渡辺信二より 

デート

確かに虹のような一場面でしょう。

時は流れてゆくけれど

全体4連構成で、各連が3行、4行、5行、7行と変化してゆく。何か意図が込められているのだろうか。また、各連それぞれがすべて、一文になので、散文として読まれるがちだ。

下山

「聞きたくないことば」(9行目)は「書きたくないことば」なのだだろうが、でも、なんの示唆もなく全てを読者の想像に委ねて、作者の意図が実現するのだろうか。

雨上がり

第3連の擬音語が良い響きです。

Angel

ひらがな表記の作品です。各連の行数構成にも、何か意図があるのだろう。

Familiar Shells

何かすごいことを言っているような雰囲気が伝わるが、でも、作者の伝えたいメセージが読者にすぐに分かるだろうか。

ばしょ

タイトルを含めて、ひらがな表記の作品です。作者には、全体を"       " で囲む意図が何かあるのでしょう。

真夜中の熱量

タイトルにある「熱量」を作品本文がどう受け止めているのか、気になる。

新卒初任務係長補佐、初任給 。要検討。

散文的なリアリティを、うまく、詩的な行替え作品に生かしている。「おれ」と「私たち」の関係がもう少しはっきりしてくると良いかも。

パンひとかけら、シチー、頬杖、レイン「p.s.」

同一作者による連作のうちの4篇だと受け取って良いのなら、この4篇、遠景を共通に持つとして、たとえそれが霞んでいるにしろ、それぞれ重い言葉として響く。

公の光

最終3連にある「夏の燕」ですが、そのイメージ、および役割に託そうとする作者の意図は、なかなかに表現が難しいものです。

残されて

語り手はなぜ、乗船しているのだろうか。タイトルから推測すると、何か残されたようだが、それは、語り手なのか、「潮の匂い」(20行目)なのか? 「始まったばかりの一日」(11行目)と「帰る」(16行目)とが、矛盾とは言わないが、そぐわない印象です。

ほととぎす

「ただそれだけのこと」とする詩境もまた良し。 ただし、それなのに、なぜ、なお「誘われる」のか、この辺りが深まれば、作品延滞も深まる方向でしょう。

いえないことがある

いえないことがある故に、人は、新しい地平に立つ。

止め石

第一連で「二日月」を見るが、第3連で「道に迷う時には/月を見てはいけない」という。結局、「こちら」から眺め、「こちら側」にいて、「私」は、「水面」に映る月を見る。

ルノワール

絵画への讚ですね

 

※パンひとかけら、シチー、頬杖、レイン「p.s.」は、世話人によりコメントの数が異なっております(編集部)

 


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