Mao's collection 润喉糖 rùnhóutáng
私は教師のくせに喉が弱い。あるいは教師だから喉を使う,ゆえに喉が弱い。
中国,とくに乾燥はなはだしき北京に赴くときは霧吹きを忘れない。
これで宿泊先の部屋の湿度アップをはかる。
街を歩くときも霧吹きを携帯し,そして我が移動先空間を瞬時に湿度アップしたいのだが,日本人のイメージ下落を恐れこれは自粛している。
そのかわりのど飴をしゃぶる。
日本から持参したものが底をつくことがある。
そのときは中国製でも躊躇なく購入する。
写真は私の愛用する中国のど飴である。
丸い缶のは香港の“念慈庵”Niàncí'ānというブランド。
四角いのは広州の“王老吉”Wánglǎojíのもの。
“润喉糖”とはすなわち「喉ヲ潤ス糖」の謂いである。
(朝日出版社刊:『話してみたい 中国語必須フレーズ100』より)