蛇のイメージ
この間,知り合いの中国人からwechatで画像が送られてきた。みると,《五一劳动节》を祝う内容のものだった。そういえば今日は五月一日か。あまり労働していないので,メーデーには縁がなかったが,わざわざ画像を送ってくれたので,しばし眺めた。次のようなものだ。
画面の左側に蛇がいることに気がついた。
蛇が労働とどう関わるのか。気になった。蛇は日本ではまずよいイメージはない。
中国ではそれなりの位置があたえられているのか。
中国の民間伝説「白蛇伝」にあるように人に化けると絶世の美女になり,愛情や幸福を求める。
確か,エジプトとかギリシャとか,うろ覚えだが蛇には「智慧」や「神聖」といったイメージもあるようだ。
画像を送ってくれた中国人に問いあわせてみた。すると彼もよく知らないという。少なくとも,メーデーと蛇の組み合わせは一般的ではないと思うが,珍しさ半分,「おや」と思ったので送ってみたとのこと。彼は念のためもう一度画像検索をしてみたが,二度と見つからなかったという。また,何百とあるメーデーを祝う画像もチェックしてみたというが,蛇が登場するのは一つとしてなかったと教えてくれた。彼にとっても不思議な体験というしかない。
最後に蛇といえば,こんなジョークがあると教えてくれた。
- 如果亚当和夏娃是广东人,我们人类可能就还住在天堂里,因为他们不会去吃苹果,而是吃那条蛇!
(もしもアダムとイブが広東人なら,われわれ人類はいまもなお楽園にいたかもしれない。なぜなら彼らはリンゴなど食べずに,その蛇を食ってしまっただろうから)
なるほど,これは中国製だろう。